遊山徒然日記

静かな里山歩き散歩のスナップで遊んでいます。

天狗ヶ城から中岳、白口岳、佐渡窪へ

2007年11月06日 | 久住山

晴天の久住山頂にて、九重連山のパノラマを堪能し、10時50分、山頂を目指す登山者の列の間隙を縫って、天狗ヶ城に向けてガレ場を下降する。

久住山の稜線には登山者の行列です。秋晴れに往く秋を惜しみ、登山者の皆さんと交差する度に、気持ちよい挨拶のお声掛けがありました。昨今、娑婆では、知らない人と挨拶は、しない、する必要はない、挙句の果てには、知らない人には近づくな、声掛けられても無視しなさいと、いうような時代です。しかし、山では、知らない人とも「こんにちは、お疲れ様、気を付けて・・・」と、自然と挨拶が交わされています。
下降中、挨拶を数十人と交わすと、単独登山で、寂しかった口元も緩んできました。

この場所で、星生崎と星生山をゆっくり見るのも久しぶり、秋の趣です。

11時20分、天狗ヶ城着、気温8度、風もなく四方にローケーションが開いています。

御池の水位は下がっていましたが、秋の紅葉に勝るとも劣らない、存在感のある、鮮やかな湖面が映し出されていました。晩秋の中岳御池、綺麗です。

紅葉の三俣山大鍋、小鍋の縦走は、今日が最後のチャンスでしたが、また、来年のお楽しみです。人が去った晩秋の静かな稜線を、今度、ゆっくり歩いてみよう。
しかし、山腹の草付の崩落が止まらず、痛々しい姿です。

11時30分、天狗ヶ城を下山し、中岳へ向かう。中岳を挟み大船山が遠望できる。
毎回、今日の様な天気だといいのですが・・・気持ちのよい中岳へ続く稜線です。

11時45分、中岳山頂着、気温5度、風も吹かず、ガスらない山頂は久しぶり。
秋晴れに、大船山山頂のお地蔵さんの兄弟、弟子!?が、にっこり笑っています。
登山者で混雑してきましたので、休憩はせず、白口岳へ向かう。

12時35分、白口岳到着、気温5度、お腹がすいた!
大船山の全景、紅葉が山頂より降りて山麓を染めています。小休止です。

12時50分、おにぎりとお茶でお腹を満たし、鉾立峠へ下山。少々、空が翳りだし、雲が湧き出す。白口岳では数人の登山者と遇いましたが、下降は単独の登山者とすれ違うだけで、鉾立峠からは誰ひとり遇うこともなく、静かな下山路でした。
白口岳下降路の右手に見える岩峰、崩落せずに頑張っています。

紅葉の時期、鉾立峠より佐渡窪に向かう自然林は、綺麗は赤や黄色の紅葉を仰ぎ見ながら歩けます。しかし、すでに落葉し、登山路には乾いた落ち葉が重なっていました。僅かに残っていた紅葉の様子です。

13時55分、佐渡窪に降り立つ、大船山山麓側の紅葉のピークは、残念ながら過ぎていました。いつものことながら、佐渡窪で紅葉の盛りとは、遇えませんね。

鍋割峠に続く佐渡窪の木道と紅葉の様子

14時10分、鍋割峠を通過、落ち葉をしみじみ踏みしめながら、佐渡窪を後にする。
来年はここで、ゆっくりしたいものです。

14時38分、くたみわかれを通過し、稲星山展望台駐車場へ続く、コンクリートの遊歩道をとことこ歩いて帰ります。くたみわかれまでの沢筋は台風等の大雨のために登山道や杉林の中に、上流から流れ出した大小の石が散乱し、登山道も深くえぐられています。迷うことはありませんが、下山の際は、足元に注意しながら、転倒に注意です。15時10分、駐車場に到着。今年のくじゅう紅葉登山の終了です。