陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

岡本喜八監督の『肉弾』 と ソフィアローレン主演の『ひまわり』 

2012-03-12 05:30:25 | 映画(DVD)
団塊世代のおじさま方が古い、当時の言葉で言えば名画が観たいと
自主映画上映の映画狂の会を作っておられる。
今時なぁ~という会だけれど、
メンバーに川柳会の人が居て年中お誘いがかかる。
私の友人がグットタイミングで『ひまわり』のDVDレンタルを探していたけれど見つからないと言っていた。
上映会は毎度2本立て。
長い。午後13時~17時くらいまでにはなる。

『ひまわり』だけにしようと言ったら、『肉弾』も絶対にお勧めと言われ、
たいした興味も期待もせず、時間つぶしに観せてもらうことに。

3.11
まず黙とうから、上映会に入る。

肉弾 [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン エンタテインメント


説明を聞けば、肉弾とは特攻隊の事。
戦争映画とも知らず、血なまぐさいのは苦手だとがっかりしたら、
どうしてどうして、まったく抒情的でユーモアたっぷりの戦争批判映画だった。
監督の岡本喜八はもともと喜劇を撮る人だとの映画狂さんからの解説。
キャストの寺田農, 大谷直子, 小沢昭一, 田中邦衛 みんな若い。
最後に映画が作製された昭和43年に終戦時からリンクする。
若大将のシリーズを彷彿とさせる湘南、水上スキー、団塊世代がまさに青春時代。
セレクトされた理由も納得。


ひまわり HDニューマスター版 [DVD]
クリエーター情報なし
エスピーオー


友人が観たがっていたこちらは、ハンカチでなくタオル持参で、涙がいっぱいになるはずと聞いていた。
イタリアでは最前線はロシアであったもよう。
日本シベリア抑留くらいしかしらず、ここまでの悲惨さを私は知らなかった。
戦争が引き裂いた情愛にやはり涙。
なぜ、友はこの映画を探していたのかと問えば、
谷村新司がコンサートでこの映画が終わった時に悲しみで立ちあがれれなかったと語ったので
ずっと気になっていたそう。
日本とは違うアバウトで情熱的なイタリア人気質もへぇ~と関心しつつ、
題名のいっぱいひまわりの下にはスターリン時代に自分で穴を掘らされて埋められた捕虜。
明るすぎる花が残酷さをより深める。

どちらも相当古い画像。今のように鮮明でも色がきれいでもない。
ここがまた郷愁を誘って良かった。
しかし、2本立てはさすがに少々きつい。
『むかし、むかしの映画館は3本立てだったよね?』
と言って友と別れた。




帰ってきたら、モコたんのおんぶ攻撃。
平日も休日もかぁたんはジッと家にいないね。ごめんちゃい


今朝は花粉症がひどい。
薬飲んで散歩してこよう~♪
さぁ~一週間はじまり、はじまり







にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=


映画『永遠の僕たち』

2012-02-27 06:08:12 | 映画(DVD)
映画『永遠の僕たち』予告編


誕生月は忙しい。
誕生月割引きやら誕生月招待券やら、12ヶ月で均等に来て欲しいがそうもいかない。
おまけに2月って他の月より短い。
映画の招待券は日曜日逃しては行く日がない。

悩んだ結果、
加瀬亮がカミカゼ特攻隊の亡霊役で出るってのに惹かれ、
たぶん亡霊が出ても苦手なホラーでもバイオレンスでもなさそうなので観ることにした。

テーマは死と生とを扱ってて、単純な青春ラブストーリーではなかった。
旧日本軍の特攻隊員の亡霊加瀬亮が英語しかしゃべらないのは、ちょっと違和感。
当地アメリカでは問題ないかもしれないけれど、私が日本語圏の人間だからだろう。
ストーリーと関係ないが
スレンダーなショートカットの女の子のファッションはキュートだった。
いろいろな場面にあったお洋服で小物使いもかわゆくて、充分楽しめた。
音楽もよかった。
この辺りが重いテーマを軽くみせていたかも?

故人との思い出を語り語りたい人が語り、
参列者に食べ物が振舞われる宗教色の薄い葬儀の形態も気になった。
悲しいから黒の喪服は止めて、
カジュアルな装いで参列するというのも理に適っているのかもしれない。

死んでゆく人があっても残された人には命の時間がまだ続いてゆくわけで
残された人は前を向いてまた生きてゆくしかない。
あぁ~実感。

覚えている人がいる間、故人はその思い出の中に生き続けてやがて忘れられる。
その頃には覚えている人もあちらの世界。
それでいい~

後3日。
さぁ~残りの月次業務にダッシュ
その前に花粉症の薬、目薬してウォーキングしてこよう~♪
随分、朝が明るくなって歩きやすい

KENちゃん、妻はあなた亡き後もちゃんと生きてます。






にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=




映画『東京オアシス』

2012-01-27 23:37:17 | 映画(DVD)
今日が上映最後だった。
レイトショーしか時間的に観れない。
だいだいが夜に暗がりに座ると寝る。寝るが今日が最後。
『めがね』も『かもめ食堂』も観た。
あの流れだと、静かで寝れてしまう雰囲気は間違いない。
悩んだ末に、花金。
なんの予定もない。独り身の気楽さ。
出かけることにした。


映画『東京オアシス』予告編


やっぱり途中、ちょこっと寝てしまった。
時折のセリフが光る。

   人の目を気にしなくなったら、ずいぶん楽になりました。

   子供の頃、全速力で駆けて迷子になった。
   この前してみたけれど、大人になったら誰も追っかけてこない。やっぱりひとりでした。

みたいなのがあったような?
なにせ良く寝れそうな気持ちよくなるオアシス映画だったのだ。

あいかわらずBGMがない。
あってもアフリカの太鼓?の音だけ。
最後に大貫妙子のテーマ曲が流れた。
歌詞が良い。
なんかいい。


「東京オアシス」 大貫妙子


さぁ~ほんとに寝よっとzzz

もうひとつ書きもらした。
あのゆるいファッションが良い。好きだわ~♪







にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=





ALWAYS三丁目の夕日'64

2012-01-25 21:04:42 | 映画(DVD)
映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」予告編


3Dの方を観た。
最初から3Dにする意味があるのかな?と思ってて、
時間的にこっちしか都合が使いないので、400円多く支払って入館。

たしかに、東京タワーが触れそうだったけど、
ストーリーの素朴さにはあんまり関係ないかな?と言う予想どうり。

やっぱり泣けた。
古き良き日本。
高度成長期の道徳観など最近では完全に忘れさられている。
だからどうってわけでないけれど、
登場人物が全員良い人で、怒りの感情も前面に押し出し、隣近所の垣根がない。

怒らないけど垣根があるお寒い現在とやっぱり比較した。

外に出たら心配したとおり、やっぱり車の屋根にうっすら積もっていた。
なんとなく、気持ちむしゃくしゃ。
雪不安を抱いて、ままよと
レディス・デイだからとアフターファイブに飛び込んだ。

こころぽかぽか。
観て良かった








にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=


映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』予告編

2011-09-12 06:18:00 | 映画(DVD)
映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』予告編


引き続きガラッと変わってショパンの半生。
ショパンについては、曲のいくつか聞けば知ってる程度の知識。
ポーランドからフランスへ亡命したとか、ジョルジュ・サンドが恋人だったとか知らないこと満載。
絵が打って変わって美しい。
フランスの貴族階級の贅を尽くした生活にうっとり。
調度品も衣装もレースの細工までひたすら見入る。
こういうのマリーアントワネットの映画以来かな?

画家、作家、音楽家と繊細な神経の持ち主が織りなす哀しみ。
なるほど「愛と哀しみの旋律」なんだと、
次にショパンを聞く時はちょっと違って聞けるかも?

現実逃避、夢の2時間。あっという間だった。
ジョルジュ・サンドってどんな小説を書いた人だった。
サンドの息子は画家として芽が出たのかな?
ちょっと調べてみよう~

今日からデイサービスまで歩いて出勤予定だから、今度ね。PCはおしまい




にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=







毎日更新してる人ブログトーナメント - 携帯ブログ村毎日更新してる人ブログトーナメント  草刈り真っ青でエントリー 3回戦です♪

読書の秋!! 読んだ本ブログトーナメント - 本ブログ村読書の秋!! 読んだ本ブログトーナメント 兄いもうとでエントリー 準々決勝撃沈です♪

子猫写真ブログトーナメント - 猫ブログ村子猫写真ブログトーナメント  わたしはモコちゃんでエントリー 3回戦です=^_^=
 

マイ・バック・ページ

2011-09-12 06:01:46 | 映画(DVD)
映画『マイ・バック・ページ
』 予告編


年代的に懐かしいとの思いで観た。
赤軍派の終焉を全部テレビでみていた。
一応、受験生だから単語帳でも手にはしていたか?
受験に行った大学には縦看があって
「受験生の諸君」と呼びかけているような所もあった。
高校校門へと通じる坂下では年中アジビラが配られていた。
入学した大学はおだやかなまるでそういう世界をは無縁。
もう十分下火になっていた所為もある。
他大学のお顔がきれいな女の子がきたない服に身をやつしてビラ配りには来ていた。
何に燃えているんだろう?と余所事だった。

青春の嘘と誠。
そういえば「愛と誠」って漫画があった。
週刊マンガもちゃんと楽しみに読んでいたのに、今は漫画が面倒くさい。
字と絵の両方を追う事に疲れる。

男の涙も語られていたが、今では大臣までおおぴらに泣く。
時代は変わったね。
出演者にあがた森魚あったからどこどこと興味深々で出てくるのを待った。
若き日の面影は消えて貫禄があった。
最後に流れたテーマ曲はあがた森魚でなく真心ブラザーズ。
いい感じ。ボディランが原曲?吉田拓郎に似てる?
散歩の友のリスモくんにダウンロードしとこっかな? 

真心ブラザーズ マイ・バック・ページ






にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=







毎日更新してる人ブログトーナメント - 携帯ブログ村毎日更新してる人ブログトーナメント  草刈り真っ青でエントリー 3回戦です♪

読書の秋!! 読んだ本ブログトーナメント - 本ブログ村読書の秋!! 読んだ本ブログトーナメント 兄いもうとでエントリー 準々決勝撃沈です♪

子猫写真ブログトーナメント - 猫ブログ村子猫写真ブログトーナメント  わたしはモコちゃんでエントリー 3回戦です=^_^=
  

ロック わんこ島

2011-08-03 20:51:10 | 映画(DVD)
どうもすっと仕事がひけて帰る気分になれないで、
ちょうどレディス・デイのシネコンに1000円を握りしめて潜り込んだ。
早く60歳になりたい。
大手を振っていつでもシニア割引だ。

こういう日は動物で泣くに限る。
時間もぴったりでやっていたのがこれ。ロック わんこの島

2000年の三宅島大噴火の被災者家族の実話だそう。
フジテレビの「きょうのわんこ」で話題になったんだって。
帰ってから、HPで知ったのでした。

映画は?っと~
あっけらかんとジメジメしていない家族位や仲間の関係がいい。
だいたいが、おなかの中で何を考えているか分からないのに、
表面は取り繕ってべたべた心配やら、世話やら、へんな気遣いに満ち満ちた職場から直行だ。
やさしさを核にした
わざぶっきらぼうな仕草や言葉使いに気持がの~びのび。

折しも、大震災がやってきている。
近い噴火では九州で新燃岳。去年11月隣の韓国岳から立ち入り禁止の小さな噴煙をみた。
地球は生きている実感がした。

いつかはみんなで帰りたい故郷。
同感する思いで観た人も少なくないに違いない。
どよ~んと落ち込んでも笑っても過ぎる時間は過ぎる。
帰りたい思いの初志貫徹。
ハッピーエンドにまた涙。

予想通り、外へ出た時は涙ぐちゃぐちゃ。
ちょっと重いけど、目的の気分転換にはなった。週半ば。
笑うのも泣くのもストレス発散。これホント。


奇跡と感動の物語「ロック~わんこの島~」予告編です。





にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=



映画『星守る犬』

2011-06-25 21:25:51 | 映画(DVD)
母に会い、ケアハウスの姑に会い、
それぞれに明るくてそれなりに元気で、一番心が湿っているのは私でないかと反省。
帰りにプラッと立ち寄りシネマ館。
10分程過ぎていたけれど、TVで映画の紹介を西田敏行がしていた星守る犬に入った。



この向日葵は全部本物。映画のために植え育て咲かせたものだと聞いていた。
いったいこの絵はいつ出るのか?最初に出てしまったのか?

犬の忠誠心だけのお話じゃなかった。
もっともっと深い。
人の弱さも身勝手さも描かれて
人としての在り方越し方へと、しみじみ思いは深まる。
最後の最後に、あちこちからすすり泣き。
私の顔もぐしゃぐしゃ。

鼻水目汁を拭いて、モコたんの餌をもらいに動物病院へ。
センセに映画を観てきた話をしたら、

  「ワタシ、だめ。目が腫れて次の日に困るのは観ないの」

しかし、
娘さんがちゃんと原作↓を送って来られたそう。ふっふっふ

星守る犬
クリエーター情報なし
双葉社



     

モコたんや~
モコは車嫌いだけど、たとえ車に乗れたにしても、あの秋田犬ハッピーみたいに飼い主は守れないねぇ~
猫ではちょっと物語になり得ない。
なんで猫を飼う?謎の猫派はたいてい犬も好き。

忠犬ハチとまた違った良さがあった。
犬の名がハッピーというのがまた泣かせる。
続編も気になる↓
    
続・星守る犬
クリエーター情報なし
双葉社


お父さんがリストラを告げられる前に小泉圧勝の新聞が広げられていたり、
ちょっとね、
まっとうに真面目に生きてどうして?の憤懣も上手くやんわり見せていたと後で気づく。
最初の見ていない10分も気になる。
もう1回観に行こうか?いやや、涙ぐしゃぐしゃは1回にしておこう。
先でTVかレンタルを待とう。家でなら泣いても大丈夫




にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=



『息子』  山田洋次監督

2011-03-29 00:09:17 | 映画(DVD)
息子 [DVD]
クリエーター情報なし
松竹


「倉庫作業員」椎名誠原作。

ハマボウフウの花や風 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


この中に収められている一篇だそうな。

岩手で独居の父と東京に住む息子たちのほのぼの家族愛。
しっかり者の兄と風来坊の弟と。どこか寅さんを彷彿とさせる。
性善説を信じたくなる。

息子たちの成長ぶりに安堵して、雪深い一人住みの我が家へ帰り着くところで映画は終わっている。
かつて大家族を支えていた自分の姿がマッチ売りの少女の幻想シーンのように思い浮かぶ。
独居を自ら選択した孤独。
雪に埋もれている夜だけに余計に迫る。
ちょっとクサイと言われる部分でもあろうか?

私は姑を独居にしている。
さらに施設入所を勧めている。

映画にも出てきた。
有料老人ホームに入居した戦友の愚痴シーン。
いちいち他人事でない。

1991年の作品。
都会で暮らす子への心配。遠距離介護の問題。今も古びてはいない。
ファッションがちょっと懐かしい。ケータイもITもない時代。
聴覚障害者との連絡手段にFAXが新しかった頃。
ちょうど私も手話教室なんぞに通っていた…挫折したままだ^^;

節電だろうか?
*▽映画狂の会と称した映画マニアのDVD鑑賞会の会場である公の施設の一室は
エアコンが効いていなかった。
雪の寒さほどではないが、観るに相応しい室温だった。

いくらでも自宅でレンタルで観られる昨今、
わざわざ集まって観る酔興。
『狂』と自称しているところがこの会の由縁であるのかもしれない。
誘われてのこのこ出向く私も私だけれど、
山田洋次監督作を観るには、これもまた相応しい環境ではなかったか?



にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                        
  来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=


僕と妻の1778の物語 

2011-02-17 00:35:37 | 映画(DVD)
僕と妻の1778の物語 予告


病気の話、特にガン死の話は長くタブーだった。
今も好んで観ようとは思った事はなかった。
この映画を観て感動したと言う人が居た。
SF作家である眉村卓の実話だと言う。
彼の作品については子育て中に児童書として読んだ事がある程度。
毎日毎日、作家とは言え、妻のために小説を書き続けた事実に興味がわいた。
今日、レディスデイ。
職場から徒歩5分の所にシネコンがある。
時間を調べたら就業時刻が上映開始時間。
最初の数分は予告の事が多いと踏んで、終業と共にピンポンダッシュで職場飛びだした。
数分頭が切れた所から観た。無念。

泣かなかった。
泣けなかった。
やっぱりガンで弱ってゆく、痛み止め麻薬で眠ってゆくシーンでは亡夫とダブった。
昨日寝ていない上に、仕事の後、
正直映画の暗がりで寝てしまう可能性も
観ようと決めた時、チラと頭をかすめたが、
まったく眠らなかったから、集中できた映画だと言えよう。

草 剛扮する作家眉村卓に興味を覚えた。
人としてあまりに純粋な社会には不適合そうな人物に描かれていた。
彼を支える妻あればこそに見えた。
それだけに妻の死が大きい。

笑いは免疫力を高めてガンが大きくなるのを防ぐと言う医師の言葉を信じて
信じ込ませることでしか、妻の病気が受け入れられなかったのだろう。
書く事以外に何もできないから、
大笑いさせる小説を毎日書くと決意する。
余命1年と言われてその5倍の存命は、笑いの、いや笑える小説のおかげと思いたい。


闘病ドラマでなく、純愛ドラマだと観た。
原作が読んでみたい。
妻のために祈りで書かれた1778話のショートショートを読んでみたい。
僕と妻の1778話 (集英社文庫)
眉村 卓
集英社


2002年に大腸がんで悦子夫人は亡くなられている。
今、眉村卓さんは悲嘆から立ち直っておられるだろうか?
実際には眉村さんは1934年生まれだから60代半ばでお一人になられた。
映画よりは夫婦歴は長い。


にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村  ポッチ よろしく はげみになります =^_^=





ギルバート・グレイプ

2011-02-02 06:34:06 | 映画(DVD)
What's Eating Gilbert Grape [DVD] [Import]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし


BGM替わりに点いていたTVに思わず集中。
1回観ている。
途中こたつ熱に吸い込まれて、うたたねをしたけどおかげて話は繋がった。

父親を亡くし、
何のおもしろいこともない田舎町で家庭を淡々と担う
次男の姿に我が身を重ね合わせる。
家族には肥満の一途をたどって身動きが出来ない壊れた母と自閉症の弟も居る。
誰かが滅私で要とならない限り家庭は崩壊するのだ。

このブログに貼るべく調べてから配役を知った。
そう言えばそうだわと気付いた。私、かなり鈍感?

    ジョニー・デップとディカプリオ

若かりし頃の作品とは言え、タイタニックをはじめ他作品の印象とはまるで違う。
美しいだけでないどんな役も演じきるすごい俳優の共演であったことに改めて感動する。

映画自体も地味目、ジョニー・デップ演じる主役ギルバート・グレイプも地味。
目立たない人へのスポットライトはじわ~~わぁ~っとくる。
青春真っただ中、自分のことで必死の世代の話だけに、
これは陽のあたらない坂道下降中の私自身にまで自己肯定感をもたらす。


こういう映画を放送してくれるBS。 
コマーシャルどうり  BS大好き\(^o^)/
と、まではいかないけれど大抵、チャンネルは NHKBS2に落ち着いている。


にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村  よかったらポッチしてやって下さい。はげみになります。
 ランキングどんどん下降中。記事の内容が無いよう(:_;)に関わらずメゲます^^;)


映画『レオニー』

2011-01-16 21:20:06 | 映画(DVD)
映画『レオニー』予告編


「ユキエ」「折り梅」の松井久子監督作品。
テーマは母だろうか?女性の甘えのない生き方だろうか?
観客はほぼ女性だった。

男を立てて一歩下がることが常識の異国で堂々の女人生。
芯の強さに胸がすく思い。
年中、誰かにすがって生きている女のベタベタした姿を見せつけられて
否応なしにシングルを行く私には、いささかうんざりの日常がある。
最近、専業主婦志向が増えたとか?
誰かにすがって生きるのは楽チンだけど、それで終わっていいのかな?
私も実はそうだったんだけど、
そんな不安定ものにすがっていて失ったらどうするの?
と、ついつっこみを入れたくなる人が周りにちらりほらり。
こういう人はその事に、不思議なくらい無自覚。
まぁ~しあわせボケなんだろうね。いいけどね。
おっとっとっと、映画からずれて私憤に走ってしまった^^;

言葉も習慣も違う国で、戦争という抗えない厳しい状況の中で、
離れ離れとなった息子を案じる母と母恋しい息子の姿には思わず落涙。
出産シーンも嘘っぽくなかった。
産む育てると言う、
極めて普通な女性からの視点がしっかりしており、安心して観れた。

女性監督の作品は絵が綺麗な事が多いが、この作品も例に漏れない。
1900年当時の衣装の細工の細やかさにはうっとり。
家屋や小道具、ロケ地もかなり厳選されて作られていて
イサム・ノグチの母の半生というストーリーだけでなく、こちらも楽しめた。

この映画を知ったのはシニア・ナビのロケ地高松のかをるさんのブログから。

雪の中、
今日しか観れないと思って無理して出かけたけれど、
それだけの価値はあった。満足、満足。
さぁ~明日から仕事っと




にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村



間寛平 ランアンドラン 先行上映とトークショー

2011-01-08 20:49:09 | 映画(DVD)
2年間かけて地球ぐるり一周。
しかも途中で前立腺ガンの治療で中断までしてと、驚くことばっかりの中、
アースマラソンの途中のイランで映画にまで出演していた。

日本上陸。いよいよ福岡から大阪までを残すだけとなった。
この途中、途中で映画の先行上映とトークショーが予定されている。

友達がチケットを取ってくれて、お相伴でこの映画トークショーへ行ってきたけど、
吉本興業は商魂たくましい。
寛平ちゃん、ごくろうさんと言わざるを得ない。

映画上映前に走り込む姿が見られると映画館外で長く待っていたけど間に合わず。
『ランアンドラン』の上映が先になった。
映画前半、死んだような時間の止まったイランの村シーンが長く続き…少々寝たzzz(ごめん^^;)
アースマラソン途中の寛平ちゃん登場から目がぱっちり
白黒映画ってワケではないけど、やっと画面に色が挿したようだった。
寛平ちゃんの少々下品な動きの笑い。嫌味はない。
言葉も風土風習を越えて笑いは人の気持ちを動かす。
月並みな言葉で好きでないけど、観ているだけで元気になる。沈んだ気持ちが消える。

   ア~ミ~マァ~(*^_^*)

   パンプキン!(^^)!

意味不明だけど笑える。
トークショー後に会場を出る寛平ちゃんにもア~ミ~マァ~と声がかかり、手を挙げて応えていた。

ガンと宣告された時、もし余命を告げられたら治療はしないで命の限り走る方を選んだそうだ。
ふにゃふちゃの笑いを取っているけれど、芯が一本通っている間寛平氏の深みに触れた気がした。
すごい!すご過ぎる人だ。
元気になって良かったね。寛平ちゃん。後少し。
おかえりなさい。
贅肉のないしっかりランナーの生寛平ちゃんに会えたわ~ヤッタね~♪
誘ってくれた友達に感謝


トークショーでは息子さんの曲の方が流れたけれど、やっぱり忌野清志郎さんを置いておこう。

RUN 寛平 RUN



にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ ← ぽっち ありがとうございますo(^▽^)o



映画 『トイレット』

2010-11-29 06:02:46 | 映画(DVD)
映画『トイレット』予告編


もたいさんのセリフは最後までないんだろうか?とずっと気になりつつ
ほとんど無表情なもたいさんのわずかな表情の動きを見逃すまいと息をつめて見た。
無言沈黙って雄弁。
言葉が通じない日本から来たバーチャンという設定ではあるけれど
お愛想笑いと多弁な日常を恥じる。

そしてセンセーという猫の動きをしっかり追って
そしてそして
ユニークで楽チンそうなもたいさんの衣奨も毎度毎度、興味深い。
バーチャンになっても自分が着続けたい服と重ねる。

同じ荻上直子監督のかもめ食堂、めがねよりも
舞台がカナダのトロントの所為か明るくて活気が感じられた。
サウンドトラックもエアギターサウンドとクラッシックピアノと良かったわ~♪
ちょっとうるうる~
またも家族を越えた家族のお話になるのかな?

観終わるとぎょうざが食べたくなった。
昔は我が家も家族みんなのお手伝いで餃子包みをやったものだ。
映画のシーンさながら、誰が作った不格好のと言いつつ大皿をつついた。
家族崩壊と餃子包みがなくなった事とついつい並べてしまった。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ  ← おかげ様でまだなんとか1位にひかかっています。謝々=^_^= 

オカンの嫁入り

2010-10-25 06:36:58 | 映画(DVD)
『オカンの嫁入り』 予告編


日本ラブストーリー大賞のニフティ/ココログ賞を受賞した、咲乃月音の人気小説『さくら色~オカンの嫁入り』の映画化。

さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫)
咲乃 月音
宝島社


大竹しのぶと宮崎あおいの母娘にも興味があった。
成人した娘との方が近い男との結婚話はそうとう無理があるし
金髪にダサイ赤ジャンパーの元板前男をひきなり「おみやげ」を深夜に酔って連れて来るくだりも
大阪弁が効いている。

パニック障害、末期がん、母子家庭、天涯孤独の身の上と道具立てがややそろい過ぎ。
母娘の名も月子に陽子と漫画チックに過ぎる。
ケータイ小説の大人版なイメージか?
舞台が大阪の下町の人情味あふれる場所なのがストーリーに深みを持たせて成功している。
ガラガラと木枠の戸を開け、ねじ込みの鍵が懐かしい。
余所の家も自分の家も区別なく、人が出リしたりおかずのやり取りがあったり古き良き時代にタイムスリップ。
家族の枠が曖昧で今のプライバシー保護や個人情報守秘の行きすぎの息苦しさがない。
ドアロックの個室閉鎖でなく、掃き出し窓やら勝手口やら出入り可能な家の作りも懐かしかった。

愛に年齢は関係ないは良しとしるが、
大竹しのぶの白塗り白無垢は無理があった。
やっぱり花嫁衣装は若い張りのある肌にこそ似合う。
同世代の目から見て、大阪ジョークでセリフにもあった仮装大会?の雰囲気?
桐谷健太、國村隼の男役が勢いある女性陣にくらべて、ほっこりあったかだった。
笑って泣いて、泣いて笑って、ラブストーリと言うり人情話として楽しめた。

ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後 (宝島社文庫)
咲乃 月音
宝島社


小説にはその続きがあるらしい。
ハッピーエンドで完結したが良いか?続きを知ったが良いか?

原作者咲乃月音さんのブログお月さんを探してを見つけた。ちょっと覗いてこよっと~♪

そうそう、大事な脇役を書き落とした。
黒いフレンチブル?のハチ。すごく可愛かった。                   
                     


   にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ