陽だまりのねごと

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在宅ターミナル

2005-04-08 04:56:49 | Weblog
長寿世界一は日本 WHOが世界保健報告 (共同通信) - goo ニュース

平均82歳だそう。どの病院も高齢者で超満員。調剤薬局でみる膨大な量の薬袋を渡されている高齢者の多い事。元気も医療でコントロールされて長寿国を邁進中。やがて訪れる終末を、介護の仕事をしながら考えさせられる。

介護改革法案 審議入り (産経新聞) - goo ニュース

介護保険導入5年。見直し時期が来た。現行では半年ごとに介護度の認定見直しがされ、サービス内容が決まる。終末期は突然やってくる。

今、在宅での終末を望む独居の人の訪問介護に携わっている。うまくいっていた介護保険サービス内では到底、介護も足らなくなった。日に一回、頼めば往診。週一回の訪問看護。日に三回のホームヘルプサービス。利用料の支払いが出来れば、保険点数を越えてのサービスも可能だが、負担の出来る方ではない。
現時点、起き上がり困難。食欲なし。水分補給もヘルパー三回の時のみ。本人の在宅の意思固く、計画見直しのケア・マネージャーも頭を抱えている。がんじがらめの制度の中で、選ぶのは自己我慢での在宅死になるのだろうか?

終末期の「寄り添いボランティア」はどうだろうか?ホスピスを学んでいる会で、ホスピス・ボランティア講座を開いているが、実際に活躍する緩和ケアは今、近くにない。会は緩和ケア病棟設立運動として立ち上がった。ガンとエイズ以外の終末は利用できない緩和ケアだが、実際に終末はどんな病気にもやってくる。この会と人材は役に立たないだろうか?いきなり今回は無理でも、先で実現可能なプランを練ってみよう。

要介護から終末へ。誰でもが望む安心な自宅ターミナルへの道はまだまだ遠い。核となる医療体制も整っていない。それでも今、この瞬間、自宅で消え入りそうな命の火を維持している人がいる。いたたまれない思いで介護チームに加わっている。先輩ヘルパーから「情が絡んだ仕事をするな」と釘を刺されて。今日もいってきます~