陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

枯れそう名残りの桜

2013-03-23 21:15:37 | Weblog
あちらこちらで桜の開花を見る。
早いところは満開に近い樹のある。
早すぎだろう?
まだ3月、お彼岸が過ぎただけ。

  



春爛漫のパステルカラーがあっと言う間に広がっているが
13年に夫の最後の花見へ行った場所へ、朝ウォークで行ってみた。
毎年の恒例。観に行かないと落ち着かない。
幹は枯れているのか、花も蕾らしきものも認められなかった。
だんだん勢いがなくなってゆく感じは毎年受けてはいたけれど、
宴を広げた一番近いところの幹に
まったく花がない立ち枯れ状態は、ちょっとショックだった。

時の流れは正直。10年ひと昔。
私自身もあの時、
こんな今の私は想像つかなかった。
時は止まったまま二度と動かないような気持ちすらした。

「もう余世だ」と言う私を
本気で叱った友も同じ寡婦になった。
いつまでも同じって事はあり得ない。
時は流れ、半身削がれたからと言って止まりやしない。

骨転移して歩くのも不自由な夫を娘とふたりで抱えるようにして
桜の下に座らせた。
お祭り男の宴会好きの最後の花見だった。
家から見えるあそこへ行こう。
小学生の時、歩いてその社下の若い女の先生宅へみんなで歩いて訪ねた話など
何度も聞かされた話をしていたように思う。

桜は風で降りしきっており、散る花びらと蝶々が戯れていた。
散り落ちる花びらを蝶々が仲間のように何回も何匹も追っていた。
あれからそんな光景は一度もみない。

あの日、あの時、最高の花見であったならそれ以上は望むまい。
早すぎる今年の桜、
せめて4月まで残って欲しい急がないでと勝手な事を思う。







   本日の歩数 12,141歩  






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