陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

夏帽子

2014-07-29 03:35:09 | 川柳
「夏帽子」
川柳では手垢のついた言葉になる
「ピエロ」「影法師」「共白髪」「縄電車」「父の背な」・・・
なんてのと一緒で、
こういうのが使わ話れている句はどことなし
古るっ!
と思う。
誰かが使って、最初はフレッシュだった言葉には違いない。
使われ過ぎると「またか」とそれだけで興味が薄れる。

なんてエラっそうな事が言えるほど、
柳歴は長くないのに、
こ生意気になって
頭でっかちで批判はしても、
ロクな句が生み出せない嫌なヤツ率だけは高まってゆく。

実は、古雑誌を処分するつもりで読みふけって、
自分では知らずに使った
「形状記憶」がどっさり載っていたのに冷や汗が出た。

『ほめられた笑顔形状記憶する(稚句)』

ちゃんとヒトの句を読む日々の鍛錬は必要かも。

さて本題。
帽子を編むつもりで夏糸を買って
なかなか編めないでいた。
編み図を見て、細編みばっかり簡単簡単と タカをくくっていたら
意外や意外、増減の目数を数えるのがかなりの苦労。

なんとか、しっかり数えて編み進んだ。




なんだかイメージしていた本の写真どうりではない感じ。



出来た!
被ったら…デカすぎ!!!
顔がすっぽり埋まる。
人より脳みそが少ない標準ではない小さい頭サイズを忘れていた……

全部ほどいて、編み方も変え
本の編み図を無視して、
何度も被ってみては微調整しつつ私ナイズ。

完成は⬇️


ふと、エラっそうな事を言って、
自分は「夏帽子」を一度も使った事がないか?
どうも自信がない。
心当たりを探したら、
例会の宿題に「帽子」が出てきた。
電車通勤していた時に見た風景から発想した記憶がある。

『うつむいて震える帽子別れ駅』

『旅立てずホームベンチに在る帽子』

三句提出しているから没句が夏帽子だったかどうか定かではない...

無職ライフの手も頭もけっこう忙しい。