北海道釧路市の阿寒国際ツルセンターで国の特別天然記念物タンチョウの飛来がピークを迎え、青空を優雅に舞う姿が観光客を喜ばせている。ピークは2月末ごろまで。.
澄み渡った青空の下、大きな翼を広げ優雅に羽ばたく国の特別天然記念物タンチョウ=18日、北海道釧路市の阿寒国際ツルセンター
給餌場に現れたエゾシカに驚き、飛び跳ねる国の特別天然記念物タンチョウ=18日、北海道釧路市の阿寒国際ツルセンター
18日は約100羽が飛来した。雪原の上では雄と雌が空を見上げるようにしながら「コーッ」「カッカッ」と鳴き合ったり、大きな羽を広げて舞い踊ったりしていた。
観光客は低い仕切りを挟んで2~3メートルの至近距離で観察できる。帯広市から夫婦で訪れた主婦(26)は「美しい姿に感動しました。今度は友人も連れてきたい」と話していた。タンチョウは春から夏までは主に釧路湿原で過ごし、餌が少なくなる冬は給餌場のトウモロコシを目当てにセンターに集まってくるという。.
2015.1.18 産経