ローテーション休である私は、昨日はお休みで家にいました。
昼食をとってホッと一息ついた後、パソを開いていました。3月で勤め先の任用期間が終わってしまうため、引き継ぎメモを作ろうと思っていたのです。
そこへ、突然の揺れ!コンロも使ってなかったし、ストーブもつけていなかったのでまずは安心、しばらく様子をみよう、と最初は余裕を持っていましたが、あまりにも長く、また激しい揺れにちょっと怖くなりました。
でも、本当の恐怖はそれから。テレビのニュース速報を見て、震源地が東北沖だということを知って母と慄然!
両親の実家は岩手県ですし、親戚の多くも東北在住なのです。宮城県の仙台市に住んでいる親戚もいます。
ことになかなか母の兄、私の伯父とは連絡が取れず、住んでいるのは内陸だから大事ないとは思うけれど、去年の秋に遊びに来て、“そっちも遊びに来たらよかべっちゃ”と熱心に言っていた素朴な伯父夫婦がどうなったかと気が気ではありませんでした。70代の伯父が、災害伝言板を使えるかどうかも分からないし……。
母が、気丈にふるまっていても顔色を無くしているのも心配でした。けれどようやく、今日の午後3時過ぎに連絡取れて、家の中はぐちゃぐちゃだし、電気も止まっているけれど、自家水道だし、怪我もない、ということを知って本当にホッとしました。
でも、津波の被害は甚大だし、福島第一原発の状況も心配です。被害に遭われた方、非難されている方は、こちらとは比べものにならないほどの苦しみを味わっていられる事でしょう。
津波が家を、車をあっという間に飲みこんでいく映像は9.11のテロの時以来の衝撃でしたし、“〇〇町は壊滅的状況である”という、カイメツテキ、という言葉が突き刺さって、胸がつぶれそうでした。
なるべく被害が拡大せず、余震も収まって事態が無事収束するよう、心から願っています。
行方不明の方々も、どうか無事に救出されますように!
一分以上、ユラユラ、ガタガタと揺れていて、そんな地震など今まで体験した事が無かったので、いささか恐怖を感じましたね[E:coldsweats02]
かなり大きな地震が、三陸沖を震源として起こったらしい、と人づてに聞くも、まだあまりピンと来てませんでした…
家に戻ってから見た、TVの画像に…[E:sign03]
韓国の報道で『日本沈没』なんて表現が使われたそうで、正直ちくしょう[E:sign01][E:angry]と思いますが…
かの阪神・淡路大震災の際、あれだけの破壊と混乱の中でも略奪が起きなかった事に、外国メディアが驚いていましたね。
だから、今回の、この未曾有の災害の中でも、私達日本人は、きっと、大丈夫だと思いたい[E:weep]
何の被害も受けていない地域の人間が、無責任な発言をするべきではありませんが…[E:coldsweats02]
とにかく、これ以上の人的被害が拡がらない事を祈るばかりです…[E:weep]
未曾有の大災害、悪夢のような出来事に、人間性も失ってしまった人がいるのでしょうか。
あまりにもひどい状態の被災地の様子とともに、慄然とします。
“日本沈没”の表現は私も少しショックでしたが、救援隊が真っ先に来てくれたし、韓国メディアのコラムでも、“一番近い国である我々が、真っ先に駆けつけよう”とあったそうで、それはありがたいことです。
中国でも、四川大地震で協力した日本の救援隊に感謝する人は多いとのことで、こういうとき、“情けは人のためならず、廻りまわって自分のため”という言葉を実感します。
阪神・淡路大震災の頃よりも、長引く不況による生活への不安感が蔓延している現在、少しでも行き延びたい、不安を解消したい、という焦りが、そんな行動を取らせたのかもしれませんね…[E:weep]
かく言う私にしても、10日にクルマのガソリンを満タンにして、現時点でまだ7割位は残っているのに、いざという時の為に、またガソリンを入れたくなっています[E:coldsweats02]
仕事から帰って、家のTVで震災の新たな情報を見れば、そんな自分の自己中心的な浅ましさが恥ずかしくなって…[E:weep]
そんな時、作家の田辺聖子さんがかつて、カンボジアのクメール・ルージュによる殺戮について書いた文章の一節を思い出し、冷静になれ、と自分に言い聞かせるようにしています。
「人間は、悪魔になりたがっているのだろうか」
…悪魔になり、自己中心的に生きられれば、きっと長生きも出来て、いい目も見られるかもしれない。
でもそれでいいの?
そんなにしてまで生き延びて、何がしたいの?
…そうやって自分に問いかける習慣を、無くしたくない、とは思います…。
なんとはなし、慌ただしく日々が過ぎています。
私も、ガソリンについては不安になりました。
車社会のこの地域では、車が止まったら何もできないですものね。
公共交通機関も不便で使えないし、自転車で通勤できるひとはわずか……。
もちろん被災地の方に比べれば、辛抱できることですけれど。
ところで、誰の詩かは忘れてしまったのですがアラブの詩人のもので、好きな一節があります。
“アーダムの子ら(人類のこと)をたとうれば、
ひとつ身体の手足のごとし
もし、汝他人の痛みに苦しまば
人と名づくる値なし”
この理想のようにはなかなかなれませんが、自分の心に留めておきたい言葉です。
1月の上野の森美術館の龜甲展でご一緒させていただきました。
「コメントしにいきますね!」
と言ったものの、なかなかコメントできる余裕がないままでしたが、
先日azumiさんのところで「岩手の両親」というのを見て飛んできました。
そしてやっとコメントを……私も実家が岩手なのです。
ご無事で何よりでしたね。本当に胸が痛みます。
心から1日も早い復旧を願っています。
また読ませていただきますね。
自動的にスパムコメントに割り振られてしまってました!
原因も判明いたしました!本当に申し訳なかったです……。
あらためて、コメント本当にありがとうございます。
ひかりさんのご実家も岩手県だったのですね。
みなさん大丈夫だったのでしょうか。
内陸で被害が少なかったとはいえ、余震があまりにも多いので、
伯父一家は服を着たまま居間に寝てる、と言ってました。
事態が少しずついい方向に向かうように祈るばかりです。
ひかりさんのブログも、ときどき拝見しています。
こりずにまた訪問下されば幸いです!