ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 デジタルカメラ 撮影編 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2006-11-30 |
これは図書館で借りた本。
私は写真が非常に下手で、また上手になるセンスも無さそうなんですけど、血迷って借りてしまった。(ちなみに血迷うことはよくある)
ナショナルジオグラフィックを一時購読していたことがあって(これも血迷って購読したんですけど(^^ゞ)写真の美しさはよく知っていたのと、プロの撮り方って、どういうものかなぁ、という単純な興味もあった。
デジカメを持っていないので、携帯カメラをマスターする、という章を中心に読みましたが、この章がエッセイとしてちゃんと成り立っていて、とても良かった。
なんで携帯カメラなんかで撮るんだ、との批判も受けながら、自分の故郷を経由する撮影旅行に赴くカメラマン。
画質があまり良くないことを逆手にとって、抒情ある写真を撮るところなんかさすがに舌を巻くし、故郷で懐かしい人に会ったり、ガス欠の危機に陥ったりというエピソードを読んでいると、実用書というより、ロードームービー風の小説を読んでいるような気になります。
“帰ろう。ニューヨークへ。そして妻のところへ”という結びに、自分も旅を終えてなじんだ場所に帰るような気持ちになった一章でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます