![]() |
クロースアップ・マジック事典 価格:¥ 3,045(税込) 発売日:1990-09 |

『ミステリ・ジョッキー①』で、綾辻氏と有栖川氏の対談に出てきたのです。ミステリと手品はトリックがある点で近いようだけれど、両方を好きなひとは案外少ない、と。
同じように本格ミステリをパズラーなんていう言い方もありますが、やはりミステリ好きイコール、パズル好きではないということでした。
ちょっと意外でした。私は、全部好きだから。
松田道弘氏の本は何冊か持っているし、泡坂妻夫氏の本も、最初に読んだのはミステリではなく、ちょっと変わったエッセイの『魔術館の一夜』でした。
といっても、パズルは解けないし、手品のタネは見抜けないし、ミステリもトリックが分かったためしないですけれど
気持ちよく、騙されるのが好きなのです。ちなみに、手品のタネも、一見、“なーんだ”と思うものでもけっこう感動する。こんな簡単なトリックで、こんなに不思議な現象が演出できるなんてと思います。
そういえば、以前友人に、自分よりIQが2、30は高い人の本をたまに読みたくなる、という話をしました。
“理解出来っこないけど、頭のいい人がどういう風に考え、どういう道筋で回答に辿りついたかを、追体験してみたくなるの。実際のジェットコースターは苦手だけど、脳内コースターは楽しい。自分の脳に、普段はかからないGがかかるのを感じるのが好きなの”
そう言ったら、こちらを見る彼女の眼には、あきらかに、“変人!”と書いてありました
「雅楽戦隊 ホワイトストーンズ」(←北海道札幌市白石区だけを守る、ヒーローたちのお話です[E:coldsweats01])…大泉さんは、ヒーロー達をサポートする謎の男…手品もたしなむ、という設定で、何も無いところからコインを出す手品をやってみせるのです。
これを教えてくれたのは、年配の手品研究家…と、いうのかな?プロではなかったハズ[E:coldsweats01]
親指に、更に親指型のゴムをはめて、その中にコインを仕込む、というもので…「お客さんに手を見せる時はね、親指をお客さんに向けて、手を広げるの。そうすると分かんない[E:wink]」
「いや、親指が明らかに大きいんですから、分かりますよ[E:sign01][E:coldsweats02]」
大泉さんは反論してましたが、実際に言われたように手の形を作って鏡で見たら、確かに、親指がちょっと位大きくても、気がつかないかも、と思いました[E:coldsweats01]
単純なんだけど、目の錯覚や、思い込みによる見過ごしを利用する…奥が深い世界ですね[E:confident]
私は単純なので、簡単にだまされます[E:smile]