日記も気ままに

JULIEというフィクション、澤田研二というノンフィクション。
フィクションには裏打ちされたノンフィクションがある。

村田沙耶香 「コンビニ人間」

2021-02-23 | 【ま】行
「文学界」初出2016年6月号 
2016年7月30日第一刷発行

作品:金氏徹平『溶け出す都市、空白の森』より
装幀:関口聖司

文藝春秋

      

タイトルだけ見て、少々お笑いの要素でもあるのか、、と思っていたら、
いやいや、少々世に問題を問いかけているやん。「普通とはなにか?!」って。
主人公を通して見える、自分は普通だと思っている人たちの不気味な普通じゃなさ、違和感が、なかなか面白かった。

あらすじ:
子どもの頃からちょっと普通じゃないと言われ続けて、今、36歳の恵子。
大学を卒業してからずっと、マニュアルどおりに物事がこなせるコンビニでアルバイトをしている。

子どもの頃からそれが必要なんだ、そうしていると安心なんだ、それで、親や姉妹も安心する。
と周りの普通に合わせるように生きてきた。
コンビニでは、完全なマニュアルがあるおかげで、年齢や国籍に関係なく、その力が発揮できている。のか、、、
うーーん、コンビニ、マニュアルだけじゃこなせない気もするけど。

生きずらさを感じながら過ごすことは、大なり小なり、あるわけだよね。で、無理に世間に合わせることも。
でも、これでいいやん!!と思えたんだ。ちょっとうらやましくもある。
では、果たして、私はどうなん。
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