Chapati ( チャパティ )
チャパティは簡単につくれるパンです。食べる前にドウを作っておいて丸く丸めてローリングピンで丸く平たく伸ばして、鉄板で焼けばOKです。イーストを使って膨らませる必要も、オーブンを使うこともありません。食べる量だけ焼けば暖かいパンをそのまま食卓に運ぶことができます。一頃流行ったラップにも似ていて、巻いて食べることもできます。2年ほど前に「あなべるお菓子教室」の一クラスで実演したことがありますが、お話しだけに終わったクラスもあるので今回詳しく取りあげました。キーマカレー等を挟んで食べれば軽いランチにもなります。
https://www.youtube.com/watch?v=D46SWFaFtqQ から引用させていただきました。
方法:
小麦粉1に対して水を0.5入れます。混ぜて(練らずに)水が見えなくなったら混ぜるのをやめます。ラップをして30分間休ませます。
30分経ったら塩を加えて優しく2分間混ぜます。一塊にしてラップをして30分間休ませます。
ドウをライムの大きさに分け、打ち粉をして直径 10 cm の大きさにローリングピンで伸ばします。熱く熱した鉄板の上にのせて10-15秒間表面に泡ができはじめるまで焼きます。素早く返して更に30秒間焼き、再び返して表面を押さえると大きく膨らみます。Phulkas※にするのであれば炎の上にかざして大きく膨らませる。
二回以上返さないで焼くと柔らかいチャパティに仕上がります。
ボールにタオルを敷いてできたチャパティを入れてタオルでくるむと柔らかく保つことができます。
材料(10人分):
全粒粉アタ(Atta) 1 C
水 ½ C
塩 1 ts
上はオートライズ法(又はオートリーズ;Autolyse、自己分解)を利用した方法です。小麦粉と水を混ぜてそのまましばらくおくとデンプンが水分を多く吸収して膨らみます、そこへ後から塩を入れるとペクチンが生成して外はパリッとしていて中はしっとりしたパンができるというものです。小麦粉の特性を生かした製法で、さすがインド4,000年の歴史です。フランスパンと同様の作り方が何故ここに?と思うのですが、何故と思う方がおかしいのでしょう。
http://www.rachnas-kitchen.com/roti-recipephulka-recipe-how-to-make-roti-or-phulka/ から
※ Phulkas ( プリカ ) 又はRoti は生地にオイルを入れて、大きく膨らませ、ガスの炎を大きくして6-7秒間その上にかざします。クラストの上にギー又はバターを塗ると出来上がりです。
そして高校以来の疑問が今解決しました!笑
高校の部活で「畑で作った果物から天然酵母を培養して、それでパンを作ろう」(そんな科学部でした汗)
ところが「取ってきたイチジクが熟してないので酵母があまりいない」「発光時間が取れない(下校時間)」
…その為、発酵無しでそのまま焼いて食べました汗。そのとき部活の先生が
「インドで発酵無しで焼いて作るパンがあったはず。それと同じだから食えるよ(笑)」
たぶんこの記事の”チャパティ”のことだったんだと。あれから8年ほど、ようやく答えに出会えました!!
料理は本当に尊い才能です。身近でありながら、比類なきものとなる才能…これからも料理に関する知識をこの場を通じて学ばせて頂きます。
ありがとうございます!!
何でもおたずね下さい。
楽しみにしております。