FXを始めて程なく教わるのがトレンドラインの引き方でしょう。そして、「ローソク足が下値支持線を割ったら売り参入」、「ローソク足が上値抵抗線を上抜ければ、買い参入」という典型的な順張り作戦を試すことになります。
ビギナーズラックで当初1~2回は成功したとしても、時間が経つにつれ徐々に成功率が下がってきます。失敗の中には、ストップロスを入れていなかったために、騙しに遭って大きな損失に繋がったということもあるでしょう。それだけなら、以後ストップロスを忘れずに設定することで防止できるはずです。
本当に難しいところは、相場がいつ下値支持線や上値抵抗線をブレークするかが分からないことにあります。折角、下値支持線を引いておいたのに、少し席を外している間にブレークは既に終わっており、今からの参入は遅すぎるという苦い経験をお持ちの方も多いはずです。また、心理的な要因で売買に参入できなかったという事例もあります。この手法の難点は、パソコンの前でブレークの瞬間まで待機していなくてはならないことであり、また、タイミングを失しない瞬発的な決断を必要とすることです。
MT4を使えれば、短期ブレークアウト自動取引も簡単に実現できます。5分足のチャートに自信のあるトレンドラインが引けたとします。MT4ではなんとこのトレンドラインを認識して、参入から手仕舞いまですべてこなしてくれるという美技が可能となります。利益を極大化するために、トレイリングストップまで装備させることもできます。もはや神経をすり減らすことはなくなり, 事前に損切り値や利確値を入れておくだけ、後はパソコンをオンの状態にしておけば、勝手に取引を始めたり、手仕舞ったりしてくれるのです。
MT4で本格的に自動売買をするには、通常はパソコンを24時間オンにしておくか、外部のコンピュータをレンタルすることになります。筆者も外部コンピュータ24時間賃借営業組に属します。ただし、デイトレの場合は、無理してレンタルする必要もなく、今まで述べたように、パソコン上で自動売買することが十分可能となります。一日3~4時間パソコンのスイッチを入れておくことは、トレーダーにとって普通のことであるからです。
MetaGenicFX社ではトレーダー諸氏のご要望にお応えするため、任意に引いたトレンドラインのブレークアウトで売り又は買い参入する自動売買プログラムをこのほど開発いたしました。
トレンドライン・ブレークアウト自動売買戦略(TrendLineBreaker.ex4)に興味のある方は、MT Studio21.comまで
こちらの商品は改訂されTrendLine_AutoTrade_V1.ex4として公開されました。トレンドラインのブレークアウトのみならず戻り売りや押し目買いにも対応しております。詳しくは本ブログ2018.04.25を参照してください。