その一では、FX教本「最強のFX1分足スキャルピング」の致命的な誤りを指摘し、その訂正をした。同時に完成した12本(中心線を加えると13本)のエンベロープを単に1分足で使うのみならず、同じ考えを全通貨ペア、全時間軸でも利用できるように一つのインディケータとして作成をした。
検証 ① 修正後の最強のFXベース、1分足(EURUSD)
検証 ② ほぼ同時刻のEURUSD1分足ATR(200)ベースで作成したもの、全通貨ペア、全時間軸共通で使える。
検証 ③ 「最強の1分足」をそのままUSDJPYの1時間足に表示すると、時間軸や通貨ペアが異なると、もはや利用できない。
検証 ④ ATR EnvelopesをUSDJPYの1時間足に表示すると、そのまま利用できる。
因みに、ATR Envelopesの設定画面は、下記のようになっており、バンド幅等は自由に変えることができる。
上記検証から結論的に申し上げられることは、
「最強のFX」で1分足に限って語られているのは、最初の50ページ程度で、その他150ページではFXトレードに関する一般論が展開されている。5分足や30分足を使ってスキャルまがいのトレードをする方が多い現実から見れば、この窮屈なエンベロープはとてもお勧めでいない。というか、1日も早く、誤ったチャート設定と放置されているMT4チャートを差し替えられることをお願いしたい。
【その三】に続く