トレードは別のFX会社を使っているが、チャート分析はMT4に頼っているというトレーダーはとても多いのが現実です。先に説明したMT4のメール機能を使えば、自分が市場参入したい相場領域に入ってきた場合、簡単な操作で携帯にメールで教えてもくれる仕組みもトレーダーから頼られる機能の一つです。
レートの連絡を受けるのなら、MT4のチャート画面から簡単に設定できます。もう少し複雑な情報を得られないものでしょうか? 例えば、RSIが70を超えたとか、30を割ってきたとか、あるいはボリンジャーバンドの2σに達したらメールで知らせてくれればありがたいとか・・・ 実は、筆者が属するFX趣味の会の方々からそのような声が届いておりまして、中でもリクエストの多かったのが、RSI、StochasticそれにBollinger Bands(BB)でした。
方法としては、例えばRSIのインディケータの中にAlert()やSendMail()関数を組み込むことが考えられます。でも、これだと既存のインジをいちいち修正しなければならないし、複数の情報が欲しい場合には、それらのインジをチャートに表示させておく必要があります。
そこで、リクエストの多かった上記3種の情報をまとめて一つのプログラム(EA)とすることにしました。EAは自動売買のみに限定されているわけではありません。EAのプログラムの中でトレード関数を使った際には、自動売買してくれるという機能に過ぎません。OrderSend( )やOrderClose( )といった自動売買特有のトレード関数は全く使用しないで、チャートポイントでAlert( )やSendMail( )でシグナルを発生及び送信する機能に特化させることも可能です。
USDJPYのチャートに、完成したEAを挿入すると、次のようなダイアログボックスが開きます。EAはMT4標準搭載の組込関数を使用していますので、チャートには3個のインディケータの表示は不要です。(ここでは参考のため表示しています)
特にチャートにインディケータを表示させる必要はありませんが、チャートのマル印のところでアラート発生and/orメール発信することになります。
ダイアログボックスでは、RSIのみがデフォルトでtrueになっていますが、BBまたはStochasticのアラート/メールを使用するときは、それぞれをtrueとします。複数のインディケータをtrueとすることもできます。また、アラートとメールは各インディケータの中でどちらかあるいは両方を選択できます。
このプログラムは、MT4非採用FX会社にてデイトレードされる方をも対象にしたものです。PCまたはスマホでEAを稼働させておくが、画面から離れて別に仕事をする場合、テレビで野球観戦する場合、または散歩に出かける場合等にメールやアラートを受け取ることができます。既にMT4をVPS上で利用されている場合は、当然のことながら、24時間常時EAを稼働させ続けることができます。
間違ってMQL4ファイルのIndicatorsファイルに保存する人がいますが、それでは作動しません。必ずExpertsファイルに保存する必要があります。
このEAご希望の方は、下記まで。
https://metagenicfx.thebase.in/
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