MT4で数種のインジケータをチャート上に表示している場合、そのパターンを一度templatesに記憶させておくと、チャートを新しく開いた際には、記憶した組み合わせのパターンを一瞬に呼び出すことができる。毎回インジケータを設定しなおす必要はない。
あまり知られていないのであるが、EAのパラメータ設定にも同様な機能が備わっている。複雑なEAになると、ついうっかり数値を間違えたり脱漏があったりして戸惑うこともあるから、この機能を利用しない手はない。
例えば添付のようなEA設定画面があったとする。
西山孝四郎(石原順)講師のMegaTrendFollowインジケータをEA化してMT Studio21社で公開したものだが、数種のオプションを選択できる仕様であるため若干複雑になっている。EAを設定するたびに毎回デフォルトの設定が表示されるため、これと異なる設定をするのは面倒に感ずるだろう。
設定画面の右下に「保存」ボタンが用意されているので、このボタンを押すと、保存のためのダイアログボックスが開く。「ファイル名」が要求されるので、適当な名前(例えばMegaTrend)を付けて保存する。この作業でEAの設定はMQL4下の「Presets」ファイルに自動保存されている。
次回から、このEAの設定をそのまま利用したい場合には、設定画面の「読み込み」をクリックすると保存された名前(MegaTrend.set)が現れるので、これをダブルクリックする。内容を再確認して「OK」をクリックすれば完了で自動取引が開始される。
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