FX業者や証券会社によるファンダメンタル/テクニカル分析セミナーの頻度は減少傾向にあります。コロナがそれに輪をかけた状況でしたが、その中でもトラリピの専業ともいえるM社はウエッブによるセミナー(Webinar)やラジオ放送あるいはYouTubeを活用して積極的な顧客サービスに努めています。それに反して、他の大手FX業者の多くは、競争激化の影響を受けて、ひと頃の面影はありません。
ドル円やEURUSDスプレッドに関していえば、国内大手のスプレッドは1ピップを切る状況でありますから、とても顧客教育サービスにまで手を回す余裕がないといったところが本音ではないでしょうか。
一方、M社のトレーディンボードによるとドル円、EURUSDのスプレッドは10月2日現在、それぞれ4.7ピップス、5.4ピップスとなっています。(他通貨ペア詳細下記)加うるに同社開示の情報によると、顧客一人当たりの受入れ保証金平均残高は240万円(業界1?)とのこと・・・この事実から推認できる帰結は;
① M社は他に類を見ない広スプレッドによる高収益を実現しており、有名講師陣によるラジオ放送番組、会場およびネットでのセミナーを可能にしている。
② 顧客側もトラリピという同社提供の自動取引を通じて相応の利益を確保していて、同社の広スプレッドを
221002 M社主要通貨ペアスプレッド
さて、ここまで述べてくるとFXに詳しくない方でもM社のシステム以外で同社と同等のトラリピを自動で行うことができないかと考える方も多いでしょう。
ずばり、MT4/MT5を利用すればM社での取引以上の高効率の取引が可能になります。なにしろTrapRepeatIFDはM社のトラリピ以前から存在しており、M社はその呼び名を日本語で略称したに過ぎないのです。
MT4/5での運用の利便性は下記のとおりです。
① 通常のスプレッド以外のコストは不要
MT4では様々な論理構成に基づいた自動売買プログラム(EA)の作成とそれに基づく運用が可能であり、トラリピもその例外ではありません。通常の5倍以上(通貨ペアによっては10倍もの)スプレッドを支払う必要はもはやありません。
② 注文時の補償金額は不要
トラリピでは、数多くの指値や逆指値注文を一挙に発することになります。通常、日本の多くの業者では、指値や逆指値注文を発するとその段階で保証金を要求されますが、MT4/5では未だポジションが発生していない予約注文の段階では保証金は必要ありません。
② トラリピ運用に追加の条件を加えることが可能
相場が一方的に走った場合に、指値注文の多くがナンピン買い(売り)となり、多くの含み損が発生してしまいます。このことを避けるために、ナンピンではなく順張りによる発注オプション(Stop Order Only)を用意することもできます。また、利益の極大化を図る意味でトレイリングストップのオプションをも付加することができます。
TrapRepeatIFD(トラリピ)運用絶好の機会
エリオット波動分析の大家、宮田直彦氏の分析によると現在の円安局面はほぼ終了しており、年末から年初にかけて円高局面に入る見通しです。(理論上、最安値は152円台とのことですが、もうすでに円高局面に入っているかもしれない)ドル円の売りトラリピには絶好の機会が現れたということです。さらには、日経平均も上放れが予想され、こちらも買いトラリピの対象となること、氏のリポートでもトラリピ戦略が語られていますので、M社の同氏記事をも参考にしていただきたい。
ところで、上記のトラリピの利便性には加えていませんが、海外業者Exness社では売り買いともにスワップコストがゼロとなっています。筆者も同社に口座を開いて、お試し運用をしていますが、主要通貨ペアのスワップはゼロとなっています。Nikkei225もスワップゼロと聞いていますが、こちらは未だ取引していませんので、不確実です。
筆者作成のTrapRepeatIFD(商品名TrapTradeSystem)はMT Sudio21.com社にて公開しています。ご興味のある方はこちらから
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