アントニオのサッカー食べ放題

鹿島サポのダンナのつぶやきを浦和サポの妻がつづるブログです。

【アントニオ】石井解任(その2)

2017年06月02日 | サッカー観戦
石井には、成功して欲しかったのが本音です。
ホントに、残念です。

この解任について、鈴木GMが、その理由を語っているようで、各紙で報道されています。
聞こえて来ることは、こちらが外から感じていたことばかりで、残念ながら、やっぱりそうだったんでしょう。

これは、昨季から書いていますが、終盤の大躍進は、選手たち自身で工夫を始めて連係が深まったからだと思っていました。
GMとしても、そう感じていたのかもしれません。

少なくとも、攻撃に関しては、決まり事が全くなく、選手任せでした。
これでは、力のある新戦力が入ったところで、自分が好きなようにやるだけですから、阿吽の呼吸でのサッカーは出来ません。

それと、対戦相手をスカウンティングしているのか、疑問を感じることも多かったです。
自分たちのサッカーをすると言ってしまえば聞こえが良いのですが、相手のいるスポーツですから、勝つためには対策も必要です。
浦和など極端なサッカーをする時には、さすがに対策をしているように感じましたが、それ以外はどうだったんでしょう。

ゲーム中にも、全く修正出来ませんでした。
選手を交替させると、その選手の分だけは変わりますが、それ以上のことはありませんでした。

サポーターは、ここをこうした方が良いとか、後半はここを修正しなければ、などと考えながら見ていると思います。
実際に、それが感じられることも多いと思いますが、石井の場合には、残念ながらほとんどありませんでした。
ゲームが始まってからは、監督の出来ることは少ないのですが、それすら出来ていない印象でした。

ゲームが始まる前もそうですね。
ゲームの前々日に必ず紅白戦をして、必ずその主力組が先発をしていました。
これで、控え選手が当日に向けて、モチベーションが上がるんでしょうか。

対戦相手は、誰が先発するのか分かれば、対策し易いですよね。
私が対戦相手の監督なら、戦い易い相手だと思います。
普通の監督なら、時間が許す限り、先発を悩んだりするものでしょう。
それがあっさり、2日前には決まっているだなんて、私ならあり得ません。

フィジカルコンディションもそうでした。
今季のシーズン前は、戦術面を深めることはもちろんしていませんが、ほとんど身体を作らなかったと思います。
ファンクショナルトレーニングは、万全ではありませんよ。
他にフィジカルトレーニングをした上でのファンクショナルトレーニングだと、認識しています。

挙げ始めれば切りがないのですが、一言にまとめると、上に立つ者なんて嫌われてナンボですよ。
その上で、後々、結果が出たり、その選手のためになれば、感謝もされるのが指導者です。

石井の人柄を考えると、選手たちと仲良く、嫌われないようにしていたんでしょうね。
これも、石井が監督をやった時点から、分かっていたことでした。
昨季の金崎の騒動の後、少しやり方を変えた時期があったと思います。
それが継続せずに、結果が出てしまったことで、また元に戻ってしまいました。

在任中に、ヤマザキナビスコカップ、J1、天皇杯優勝という大きなタイトルが取れました。
十分な結果を出した後で、十分な戦力も手に入れたんですから、監督として一皮むけて欲しかったです。
石井にとって、大きなチャンスだったと思います。
残念です。

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