【アントニオ】新潟×鹿島

速報版でも書きましたが、フロントは岩政に理想を捨てさせて、現実路線を歩ませたということなんでしょう。

広瀬と安西という攻撃重視のSBにして、前の両サイドは守備が出来る名古と仲間にしました。
両サイドを藤井と知念にするよりは、バランスは良くなるはずです。

それよりも驚いたのは、きれいな4-4-2の形だったことです。
守備ではポジションを固定して、スペースを埋めるということなんでしょう。
そのおかげで、サイドに振られてスペースを作られるシーンは、あまり見られませんでした。
アラフィフでずっと前から鹿島のサッカーを見ている人間からしてみれば、このサッカーで十分だと思ってしまいますね…。

それと、このゲームの2得点は、どちらも垣田のおかげです。
1得点目は垣田のパスカットからでしたし、2得点目も垣田の落としからでした。

1得点目の広瀬からのクロスが入ったシーンでは、ペナルティエリアの真ん中に垣田、右に仲間と樋口が走り込んでいました。
新潟のGKの小島が目測を誤りましたが、鈴木以外の3人が気になったことは間違いないはずです。

それにしても、佐野を欠いた上に、知念と藤井を先発から外して、サッカーも元に戻しました。
これで、補強も新しい試みも、全て捨ててしまったということになります。

新潟はメンバーが揃わなかったこともありますが、鹿島がここまで変えて来るとは思っていなかったはずです。
パスをつないで前に出て来る相手には、この形とサッカーは効果的ですよね。
今後、引かれてスペースがない相手に、どういうサッカーをするのか気になるところです。

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