株式会社オフィス総合研究所

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地銀がメガバンクと連携し海外融資を後押し!?

2015年04月19日 09時38分49秒 | 金融機関
地銀がメガバンクと連携し海外融資を後押し!?
 
金融庁が地方銀行とメガバンクが連携して海外融資
をすることを後押しするとのことです。

以下は東京新聞の記事

金融庁が、地方銀行がメガバンクと協調して海外の
大型事業に融資しやすいように検査方法を見直す
方針を固めたことが十八日、分かった。
人口減少などで国内の貸し出しが先細りとなる中、
地銀が海外向けの融資を増やし収益源を拡大する
のを後押しする。
地銀がアジアなどで協調融資に加わる動きが加速しそうだ。
金融庁は早ければ七月から始まる次の事務年度に導入する。

こうした事業融資はプロジェクトファイナンスと呼ばれ、
高速道路や鉄道といったインフラ整備に活用される。
融資額が巨額となるため、複数の金融機関が協調融資
することが多い。
メガバンクは地銀から資金を集めれば、より多くの案件を
獲得できる利点があり、最近は事例が増えている。
                                 以上

金融緩和で地方銀行も低利の資金を大量に提供できるように
なってきています。
しかしながら、地方銀行の本来の貸出先である中小企業の
資金需要は乏しい状態です。
銀行はお金を貸して始めて利益がでます。
借りてくれるところが無ければ、倒産してしまいます。

関連する過去の記事はこちら
 
だからと言ってメガバンクと連携して海外融資をするのは
いかがなものかと思います。
海外融資はメガバンクにまかせればいいと思います。
以前の記事にも書きましたが、地方銀行の役割として、
もっと地方の中小企業に焦点を当ててリレーションシップ
バンキングとしての役割を果たすべきだと思います。

企業の担保や保証に過度に依存するのではなく、
経営指導、経営支援を行い、企業との関係性を深める
べきであると思います。

金融庁の今回の対応は、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)
へ日本が参加しなかったことに対抗するものかもしれません。

でも、海外融資に失敗した場合、地方銀行に対応できる体力があるので
しょうか?

そのつけが中小企業にくるとだけは避けてもらいたいと思います。

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