株式会社オフィス総合研究所

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地方銀行再編加速!?

2016年03月09日 20時13分36秒 | 金融機関
<ふくおかフィナンシャルグループ本社(左)と十八銀行本店 毎日新聞より>

地方銀行再編加速!?

日銀のマイナス金利の影響か、地方銀行の再編が加速して
いますね。

九州では、ふくおかFGと十八銀行が統合するとのことです。

福岡、親和、熊本の3銀行を傘下に置く九州の最大地銀グループ、
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)と、長崎県を地盤
とする十八銀行(長崎市)が、2017年4月をめどに経営統合する
方針を固めたことが分かった。
十八銀行はFFG傘下に入り、18年4月をめどに親和銀行
(長崎県佐世保市)と合併する方向で調整する。
地方の人口減少の進行などで地銀を取り巻く経営環境は
厳しくなっており、統合で福岡と長崎の地域間連携を強化して、
地方再生への取り組みを強化するのが狙い。
経営統合すれば、グループの連結資産規模は18兆4428億円
(15年3月期の単純合算)となり、国内最大の地銀グループが
誕生することになる。

                 以上 毎日新聞より

銀行のビジネスモデルは、一般民間人から預金を募って
そのお金を企業に貸して利息で儲けるというものです。

人口減少で預金量が減れば、貸し出す原資がなくなります。
そのうえ、企業数が減少すれば、安い金利でも借りる企業が
無くなってしまい、銀行同士のさらなる金利競争がおこります。

そういった厳しい状況のため、地方銀行でありながら証券業務や
信託業務など非金利収入を増やしたり、海外展開に力を入れて
その穴埋めをしようとしています。

どこの銀行でお金を借りても、お金はお金です。
商品で差別化できない以上、安売りをするしかありません。
(銀行の場合金利)

業績の良い企業には、複数の銀行が金利競争で貸し出しを
求めるのですが、業績の悪い企業には、どの銀行も同じように
貸さないのです。

金融庁の監督があるからかもしれませんが、もっと自由に
もっと銀行のカラーを出していけばいいと思うのですが・・・

「うちの銀行は、金利は高いが絶対に貸します」とか
「うちの銀行は、○○業界に強いので、○○業界の企業には
担保なしでも貸します」とか

そういうことを言うと、
「預金者から預かった大切なお金を守る責任があります
といつもの返事になるのでしょうね。

でも、あと10年もすれば、本当にものすごい再編が起こる
のでしょうね。

広島もどのようになるのかわかりませんが、中小企業にとって
不利益が起こるようなことがないように祈ります。
 
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