ある休日

　早起きが習慣となってしまい、どんな休日も惰眠を貪るということが難しくなってきているようだ。

　なので、今日も早起き。といっても、普段よりは遅いが。

　起きた後は悩みの時間。
　そういえば、今日の予定ってやつを立っていなかったんだよね。
　これからどうしよう。
　朝食を食べながらそんなことを考え、食べ終えたときには決めていた

　なにもしない日にしよう。

　毎日はあわただしく過ぎ去っていく。

　たまにはそんな日があっても良かろう。

　というわけで、早速たまっていたビデオ鑑賞。
　七月終わりぐらいのテレビ番組を色々見ながら、中でも一番面白かったのがＮＨＫの時代劇『居眠り磐音』。

　この主人公の坂崎磐音という男がホントいい男。

　顔はもちろん、剣の腕もいいし、いつも笑顔だし、上手そうに飯は食べるしで、時代劇の主人公にピッタリの男だよ。
　男なら斯くありたいと願い、女なら添い遂げたいと思う人物。

　こういうヒーローも悪くない。
　僕の描くヒーローは氷の如き冷たさを持つ黒いヒーローか、火よりも熱い赤きヒーローのどちらかが多いから、こういった静かな湖水のような、それでいて大木の如き頼もしさを見せる快男児を書いてみたい。

　書いて見たいといえば、七月一日に載せた新作の評判をまったく聞いていないのだが、みんな読んでいただけただろうか？
　凄く気になって一日それについてのみ綴ろうかと思ったのだが、それはそれで恥ずかしいのでやめにした。
　それでも気になって仕方ないので、こんな所でさりげなく書いてみた。
　読んだ人はいるでしょうか？
　良ければその声を聞かせて下さい。

　さてさて、何事もなくブログを続ける。

　たまっていたビデオを数時間消化し、昼食がてら気分転換に外に繰り出す。
　天気が悪いというのもあって、お散歩は二時間でやめにした。その間に食事をして、本を四冊かって、ＣＤについての調べものをして帰って来た。
　この中でブログのネタとなるべきは当然四冊の本だが、それについては後日に譲ろう。
　小ネタながら、パンチの効いた文面がすでに出来上がっているので。

　家に帰り、ちょっと昼寝して、少しゲームをした後に再び家を出た。
　昼間表に出たときに思ったんだよね。夜の街を自転車で走ってみたいって。
　空は曇っていたから、それなら夜走っても同じだろうと。
　久し振りに夜の空気を吸い、街の灯りを眺めてみるのは悪くなかった。
　朝の光もいいけれど、夜の人工の灯りも趣がある。
　iPodを聴き、ゆっくりと自転車を走らせ、色々なことを考えた。
　僕にとっていつだって夏は激動だ。
　その夏が終わろうとしている。
　成長の為に、この夏の諸々を少し整理してみたんだ。

　そんなこんなをした後に帰宅。

　食事をして、お風呂に入って、読書をして、いまに至る。

　思えばなにも生み出さない一日だったが、それも悪くない。

　こんな日があってもいい。

　次の休みは、真摯に創作に向き合おう。