前にも書きましたが、僕の大好きな漫画『トライガン』が今月号で終わりました。
十年以上続いた物語の最後のカラーは限りなく澄んだ青い空と白い雲。ページの端で笑う主人公とその後に続く果てしない地平線。
こんなにも青い空の下で、
僕達は笑うことが出来る。
大好きな人の為に泣き、
大好きな人の為に怒ることが出来る。
そして、
歌い、
踊り、
生命と愛の賛歌を奏でることが出 . . . 本文を読む
春は出会いと別れの季節。
だからというわけじゃないだろうけど、またひとつ相互リンクで繋がる方が増えました。
その名も栗田隆喬さん。
小説も書き、ピアノも弾き、僕にはわからないような研究に勤しんでいるナイスミドルです。
きっと得られることが沢山あるでしょう。
どうかよろしくお願いします。 . . . 本文を読む
植木等さんが亡くなられた。
僕は植木等さんの大ファンだなんてこともなく、良く知っているわけでもないけれど、むしろほとんど知らないくらいだけど、それでも悲しい。
名前を知っている。顔を知っている。有名人だ。
その程度の認識で訃報を聞いて、悲しんでいる僕はなんて心弱い人間なんだろうと情けなくなる。
情けないけど、胸が痛い。
植木等さんのご冥福をお祈りします。 . . . 本文を読む
この名を聞いて皆さんはなにを連想します?
食べたら強暴になりそうな桃?
それとも、オオカミが赤頭巾ちゃんを食べるのを忘れるくらいに夢中になる、究極の桃?
まさか、いませんよね?
この名を聞いて、トマトジュースを連想する人は。
もし連想したというのなら、僕はあなたの人となりを疑っちゃうな。
だって、そのくらい意外性のある名前だよ。このトマトジュースは。
今日たまたま偶然これをスーパ . . . 本文を読む
ガンダルヴァ:インド神話に登場する精霊。匂いを食べて生きる。また、天上の楽師でもあるとされている。
昨日の『パフューム』を観ているときから、このブログは書こうと思っていた。正確に云うならば、もっと早く。このブログを始めた当初から書きたかった。
だけど、どうしてもうまく書く自信がなかったので、今日まで避けてきたんだ。
正木秀尚先生が描く『ガンダルヴァ』という漫画は、それ程の傑作なのだ。
. . . 本文を読む
『パフューム ある人殺しの物語』を観ました。
とても面白かったです。
サスペンスを思わせるタイトルと予告編でしたが、全然違いました。
これは天才の物語です。神に選ばれしものの物語です。
つまり、絶対的な孤独を表現した物語、ということです。
主演の俳優さんがとてもいい演技をしていました。
その寂しさと、必要なこと以外の全てをどうでもいいと捉える無関心さが心を打ちました。
衝撃的なラ . . . 本文を読む
『作り手は常に新しい面白さを提示しなければならない』
(知人に言われた台詞)
先に上げた『蛇足3』を書きながらずっと思っていたこと。
『箭疾歩』が真につまらないな、と自分で思う理由。
それは本を読む楽しみ、というものについてまったく意識していない点だと思う。
僕が小説を書く理由は読書が好きだからだ。本を読むのが好きで、面白い物語が好きで、そんな話を自分も生み出してみたい、と思ったか . . . 本文を読む
今回の蛇足は特別版です。
先日書いた『箭疾歩』の完成までの道筋を、書ける限り詳細に書いてみようと思います。
かなり前になりますが、ゲームセンターで初めて『餓狼伝説』という格闘ゲームを目にしたとき、ぼくはものすごい衝撃を受けました。主人公のひとり、テリー・ボガードの闘う姿にです。彼は万歳をした後「バーンナックル!」と叫びながら、拳を突き出し相手に突進していました。
「なんじゃこりゃあ!! . . . 本文を読む