だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

フライト・プラン

2006年07月05日 00時57分03秒 | 映画が好き
 誰かのためにブログを書けるというのは、こんなにも幸せなことなんだ。
 ここ最近の鬱屈とした気分が晴れ、僕はいまとても軽やかにキーボードを叩いています。

 今日はイトウさんからの希望で、映画『フライト・プラン』について書きます。

 僕はこの映画、お薦めします。映画史に残る最高傑作、とはさすがに云えませんが、それでも良く出来たサスペンス映画です。
 なにが良く出来ているって、この映画ではちゃんと事件が解決します。
 何を当たり前なことを、と思った人は幸せな人です。事件が解決しない映画を見たことがないんですから。この世の中、解決しないまま終わらせてしまう映画なんてたくさんあります。
 でも、これは違います。ちゃんと解決します。これだけでも僕は見る価値があると思います。
 さらに注目すべきは尺です。この映画は90分チョイで終わります。この長さが絶妙。これ以上短いと物足りないし、これ以上長いと余計なエピソードを足して物語が破綻する可能性があります。
 このくらいでちょうどいい。映画をしっかり楽しみたい人には物足りないかもしれませんが、映画を軽く楽しみたい人にはジャストミートの長さです。

 さらにこの映画を贅沢に楽しみたい人には、『フォーガットン』も見ることをお薦めします。
 この二つの映画は物語の出だしが似ているのです。片方はいなくなった娘を探す。もう片方は息子が存在したという事実を探す。
 どちらも母親が子供を捜し求める話なのですが、たどり着くゴールが全然違います。何故こんなにも違ってしまったのだろうか? そういったことについて考えてみるのもまた、映画の楽しみ方の一つではないかな、と僕は思います。

 映画『フライト・プラン』、時間に余裕があるようでしたらぜひ見て下さい。
 時計を気にせず楽しめる90分を、手にすることが出来ると思いますよ

2 コメント

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ありがとうございました! (イトウ)
2006-07-05 15:39:03
ほほー、宣伝を見た時は「なにこの映画、めっちゃかっこええ!」と思ったのですが、ネットで調べるとオチが微妙という人が多くて観ようかどうか迷っていたんですよね。でもkouが「良く出来たサスペンス映画」とおっしゃっているので「観よう!」と思いました。

事件が解決しない映画は、僕も観たことあります。なので躊躇っていたのですよね (汗)。宣伝が多い作品は駄作の可能性が高い、ということがよくありますし (でも「戦場のピアニスト」は良かった)。



『フォーガットン』……ですか、初めて聞きました。なんだか気になります。だけど僕は映画は一本一本できる限りその余韻を楽しむ人間ですので、あまり連続して観ないんですよねー(笑)。



僕のオススメの映画は、「下妻物語」ですね。邦画です。最初は邦画特有の雰囲気でまったりしていますが、面白さは格別です。メインキャラの個性が凄くて、良いです。まあ、嶽本野ばらさんの本が原作になっているから見たんですけど (笑)。まだ観ていないのなら、観てみてください。
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Unknown (kou)
2006-07-06 04:19:55
うぅ、あまり期待されると正直恐いかも(汗

というのも、オチが微妙という意見には納得できるところがあります。が、それほど期待しないで見ると、あれ、意外と面白い、てな感じでグイグイ惹き付けられるのです。

ま、ま、話半分で見てみて下さい。



「下妻物語」はこの前TVでやっていたのを見逃してしまいました。TVなんかに頼らず、ちゃんとお金出してレンタルしてみますね。

ではでは~。
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