君の名は ネタばらす

　そういえば、『君の名は』を観に行った。

　もう結構前。八月中に観に行った。

　忙しい日々だけど、辛うじて映画を観に行けるというのは、救いになっている。

　映画は面白かった。

　観て後悔しない。誰にでも安心して薦められる映画。ああ、でも、一点だけ問題があるとすれば、音楽を担当しているRADWIMPSが嫌いなひとは観ない方が良いかも。

　映像もストーリーも良い映画だけど、僕が一番良いなと思ったのは音楽。歌の使い片がすごく効果的で気持ちいいんだよね。

　あるひとが、映画というよりＭＶみたい、と評価したらしいけど、それは僕も賛成。そんな感じの映画だよ。

　だから、ラッドが好きかどうかによっても、評価が分かれると思うな。

　ああ、あと、この映画を観たひとの中で、男の子が女の子を好きになるシーンが描写不足で感情移入しにくい、というか、好きになる理由がよくわからない、とか云うひといるけど、僕は理解できたな。

　理解できたというか、違和感感じなかった。

　いや。だって、思春期の男子高校生がさ、ある日突然女の子と身体が入れ替わって、しばらくの間その女の子として、普段と違う生活を過ごしていたんだよ。

　その間、結構自由にやりたいことやって、毎朝その女の子のおっぱい触って。

　そんな風に好きなことしてきた女の子と、ある日を境に入れ代わりがなくなったらさ、すごく気になるじゃん。

　その女の子がその後どうしたかとかさ。すごく気になって、あれこれ考えて、そうしているうちに気持ちが昂ぶって、探してみようと気持ちになって。

　探してみたら全然見つからなくて、もう駄目かと思った矢先に、女の子に関しての重大な情報が手に入って。

　もう二度と入れ替わることがないとわかったら、なんとかしてもう一度奇跡を、とか思っちゃうよ。

　そしてそこまで行ったらもう、恋だよね。

　その昂ぶり、恋とか愛とか好きとか思い込んじゃうよね。

　そういうもんでしょ、若さって。

　だからあの映画、きちんと納得いったけどなぁ。

　まぁ、色んな観かた、解釈が出来るっていうのが、そもそもいい映画の条件だよ思うから。

　そういう意味でも、やっぱり『君の名は』はいい映画なんだよ。