だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

タイトルについて その2

2006年03月27日 01時17分26秒 | 小説が好き
 『私が殺した少女』というタイトルのハードボイルド小説があります。
 これまで読んだ本の中では、タイトルのつけ方が最も上手いと感じさせてくれた本でした。

 まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵の沢崎は依頼人からの電話を受け、目白の邸宅へと愛車を走らせた。だが、そこで彼は自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る
                        ~あらすじより~  

 という感じの始まりですが、はっきりいってそんな簡単な事件ではないです。本当でしたらここで熱く語りたいところなのですが、それは野暮でしょうからやめておきます。
 
 とにかく面白い! そしてタイトルが上手い!
 
 皆さん機会があるようでしたらぜひ一度読んでみてください。
 ちなみに、シリーズ物の二作目なので、時間に余裕があるときは一作目から読んでみてください。現在五冊出ていて、どれも面白いです。

 こんな単純なタイトルにも、深い意味を込めることが出来ると教えてくれた『私が殺した少女』が好き



 追記 
 シリーズはすべてハヤカワから出ています。作家は原寮 
『そして夜は甦る』『私が殺した少女』『天使たちの探偵』『さらば長き眠り』『愚か者死すべし』
 の全5冊です。

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