
快晴、文化祭日和。

祝福のアドバルーンが登場。

今年は、創立50周年。
記念の年の文化祭。
さあ「喉仏」バンドの初陣です。
~ところが、昨夜ハプニングがおこりました。
学校から帰宅するなり、ごはんも食べず、部屋に閉じこもるシュン。
「何かあった?」と聞いても答えないで、ベッドから降りてきませんでした。
そして、制服を着たままで眠ってしまいました。
「文化祭のリハーサルが上手くいかなかったのかな?」
「明日はどうなる?」と、不安なままの一夜を過ごした母。
朝6時に起きたシュンが、ようやく昨日のリハーサルのことを話してくれました。
「最悪やった~。ミス連発で、全然叩けんかった

でも一晩経ち、気持ちの整理ができたのか、すっきりした表情で、また朝練に出かけていきました。
「一生懸命に、最後まで演奏すればいいよ。
ミスをしても、そこからまた始めればいいよ。」
そう言って、送り出しました。
午後のステージの2番目に登場予定の「喉仏」。
14時過ぎに、本番です。ドキドキ、ドキドキ



左から二人めがシュン。
MCが、メンバー紹介をして、緞帳が上がると、シュンへの声援が飛びました。
「ニコリ~ン」「ニコリ~ン」、男子の声です。クラスメートかな。
女子からは、「B先輩、かっこいい~!」との声援。
2曲の演奏は、10分足らず。あっという間でした。
大きなミスはなかったと思うけど。かなり上手く叩けたと思うけど。
これって、親ばか?~と思ってると、また男子の声援「ニコリ~ン」
大テレのシュン、片手を挙げて、舞台を降りていきました。
昨夜の落ち込みが嘘のように、晴れやかな表情でした

ドラム教室に行ったり、ドラムを買ったり、どたばたした4ヶ月がこれで終わります。
この文化祭のステージが、いい経験に、いい思い出になったことでしょう。
シュンの可能性を開いてくれたB君や、文化祭のステージを盛り上げてくれた友だち・先生に、深く深く感謝です

さて、家に帰ってきたシュンの第一声~
「さあ、思いっきり遊ぶぞ~

おいおい
