はじめての三羽省吾(みつば・しょうご)さんの作品。★★★★☆
蜷谷(になたに)村は、半年前に、大型台風に襲われ、水害で壊滅状態になった。
幸い人命を失われることはなかったが、村民のほとんどが職を失い、避難所でくらすこととなった。
そんな村の人たちが待ち望んでいるのは、蜷高野球部の活動再開。
しかし、グランドがなく、蜷高バッテリー・コーキ(投手)とモウ(捕手)は、キャッチボール、バッティングセンター、ナンパで時間を潰す毎日だった。
ある日、そんな二人と蜷高ナインのもとに、朗報が訪れる。
春の甲子園に選抜出場したK高から、グランド提供の申し入れがあったのだ。
K高の監督・結城は、蜷高の監督・大木の教え子だったらしい。
その結城が、「K高野球部のためにも、ぜひうちのグランドで合同練習をしてほしい。」と頼んだのだ。
身長190CMと恵まれた身体を持ち、速い球を投げるコーキとモウのバッテリー。
選抜でノーヒットノーランを記録した、K高野球部の狭間(投手)と矢中(捕手)のバッテリー。
この4人と、マネージャー琴子と春菜。それぞれの仲間たち。
多くの高校生と、避難所で暮らす人々の熱い思いを乗せて、進む物語。
この二つの高校は、戦うことができるのか?
甲子園の切符を手にするのは、蜷高か?K高か?~
夏、真っ盛り。高校野球の各予選も、決勝近し。
というこの時期に、ピッタリなこの作品。堪能しました。おもしろかったです!!
読んでいる間、個性豊かな面々なので、登場人物ひとりひとりが、目の前にいるような気がしてました。
高校野球も、良いね
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(久々に、あだち充の漫画を読みたくなりました)
三羽さんも、『東京バンドワゴン』の小路さんも、ブログの記事で出会いました。
この新しい出会いに、うきうきです
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暑いと高校野球って感じですね。
今、バッテリー(あさのあつこ)を読んでいます。先日2回目の撮影がありました。
夜の撮影もあったんだけど、すごいライトでした。主人公の巧君がバッテリーを組むキャッチャーの豪君に出会う神社の場面で家の近くの神社が使われているようです。
映画が楽しみです
原作は、1巻だけ読みました。巧君と豪君を、どんな人が演じるのか~とても楽しみです。
さて、高校野球ですが、福岡は、あと準決勝と決勝戦を残すのみ。甲子園の切符はどの高校に?
同じ本の記事をトラバさせていただきました。
強烈で濃い個性の登場人物たち、次々と出てくる笑いの面白さ、
まじめな場面も読み応えがあって、楽しくさわやかな作品でしたね。
コメントやトラバ返しなどいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
とても嬉しいです
この夏は、甲子園が盛り上がりましたね。
久しぶりに、決勝戦など、じっくり見てしまいました。
この作品に出てくる登場人物は、ハンカチ王子よりも、印象深い人物が多かったです。
読後も、さわやかで、納得できる作品でした。
また遊びに来てくださいね