Ξb(6333)⁰ baryon 励起状態の対称性からは、-τ+μ ⇔ -τ-μ が確認できる。対して、逆励起状態の内在粒子は、τ+μ ⇔ τ-μ が対称的に現われている。
標準モデルの反陽子は、反up quark、反down quark、反down quark で構成されており、標準モデルに従えば、反up quark が三つ結合したマイナス2電荷を持つ baryon が存在する必要がある。
しかし、プラス2電荷を持つ baryon は確認されているが、マイナス2電荷を持つ baryon は存在しない。
標準モデルに於ける Ξb(6333)⁰ baryon の quark構成は (u,s,b) になる。すると、quark構成が (u,u,b) のような baryon も存在する筈である。
標準モデルには、説明が困難な問題があるが見過ごされているように思える。先ず、低エネルギーに於ける陽子と高エネルギー状態の陽子には、ある種の対称性が働いていると考えられる。
ヒッグスエリアによる baryon の質量解析からは、低エネルギーのヒッグスエリア内の陽子は、反陽子が排除されているのに対して、高エネルギーヒッグスエリアでは、陽子が排除されており、常に、反陽子が内在していると考えられる。