心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

夏の雲ノ平。雲ノ平散策。(その2)

2022-08-01 21:00:00 | 登山
祖父岳から黒部源流へ下る。殺風景な、岩の点在する草原。



雪田が現れる。登山道はその左側を巻いている。



源流域に向かって急降下の登山道。とにかく急だし、足場は悪いしで、油断できない。



源流域の沢を渡る。ここで冷たい水を確保し、次の登りに備える。



三俣蓮華岳キャンプ場への登り。先ほどとは打って変わって緑濃い森の中の道となる。



左手からは沢の流れの音が聞こえ、右手はコバイケイソウの群落の草原。



稜線が見えてくれば、容赦ない夏の陽射しの中の登りもそろそろ終わりとなる。

 
ここまで体力の消耗が激しい。今日は、欲張らず鷲羽岳を諦めて正解だった。



三俣蓮華岳のカールへの巻き道を行く。



短いながら、今回初めての雪田歩き。急でもない登りで踏ん張りが効くので却って歩きやすい。



黒部五郎岳からの稜線が見えてくる。



三俣蓮華岳の頂上を見上げる。雪田からの流れが足元をすすいでいく。



祖母岳付近でも雷鳥を見、今日二度目の出会い。距離的には10m位だろうか、そっと撮らせてもらった。



山頂からの道との合流点までもう少し。



ここからはひたすら下るだけ。左側からガスと共に冷たい風が吹き抜け、心地良い。


右手には、雲が降りてきてはいるが、雲ノ平が一望出来る。
今日の自分があそこを歩いていたのかと想像すると、感慨深いものがある。



行く手をガスが包む。天気が変わる前にキャンプ場に辿り着きたい。


黒部五郎岳が次第に見えてきた。キャンプ場までもうひと頑張り。



(続く)


夏の雲ノ平。雲ノ平散策。(その1)

2022-08-01 20:00:00 | 登山
薬師沢から雲ノ平へ。
予想外の青空に期待が膨らむ。
いきなりの急登も何のその。


梯子の急登から丸い岩の登り道に変わる。苔が付いているので滑りやすい、とは言うものの、ゆっくりと登れば特に滑ることもない。それよりも日陰で暑さが凌げ、助かる。



登り切ってしまえば、黒部五郎岳が右側に現れる。今日はあの懐まで歩く。大変だろうけど楽しみでもある。



そして、小さく笠ヶ岳が見える。その右側は三俣蓮華岳。



こちらは薬師岳。
青空に映える山々を眺めながら歩いて行く、これぞ夏の山旅の醍醐味。



針葉樹の中を抜ければ草原の風景。アラスカ庭園というイメージが分からなく無くもない。



やがて小さく祖父岳が見えてくる。この風景の中ならどこまでも歩いていける。



祖母岳、アルプス庭園に寄り道。池塘のある、絵画的な光景。



祖父岳へ伸びる木道。この先は草原の風景。


雷岩付近のコバイケイソウの群落。夏ならではの景色との出会いに幸せをしみじみと感じる。



登山道から脇に逸れた展望ポイントからの水晶岳。
水晶岳を訪れた二年前の秋からこの景色を夢見ていたので念願が叶った一時だった。



右手には薬師岳。改めて薬師岳は登るよりも眺めるのに値する山だな、と思う。



雲ノ平キャンプ場を過ぎ、いよいよ祖父岳が大きく見えてくる。



祖父岳のカールに雪田が残る。何かの形に見えなくもない。



岩の重なる登道を経て山頂へ。雲ノ平随一の展望台。段々と雲が出てきたがまだ水晶岳が見える。



鷲羽岳とワリモ岳が近い。



こちらは薬師岳。堂々たる風格が視界一杯に入ってくる。


 
黒部五郎岳。大分近く感じられるが、道のりはまだまだ遠い。



(終わり)