血ノ池と御前峰。

大汝峰へと向かう。

こちらもガラガラの岩が積み重なった山。

手足を使って登り切ると本峰が見えてくる。

この先はなだらかな岩の道。

こちらから見た、剣ヶ峰、御前峰。この時間はガスが掛からず、青空も覗いていて、まさに夏山らしい光景だった。

室堂に向かう途中からの別山。下からガスが上がりつつある。

室堂から下った先の弥陀ヶ原。

ここから本格的な下りが始まる。

藪が迫る登山道を抜ければ、

圧倒的なお花畑が広がる急斜面となる。

花の密度は然程でもないが、どこまでも広がるこの面積は凄い!の一言。

先が見えない、果てなく長い下り道。

左側の尾根。ガスが掛かっていて分からないが、チブリ尾根がいかに楽だったかを実感する。

かなりの急斜面、岩の登山道を下るので、周りの景色よりも、転ばないようにひたすら足元に注意を払う。

少し勾配が緩やかになった頃、巨岩が現れる。この先登山道は岩の胎内くぐりとなる。

勾配が緩やかになる。足の疲れも溜まってきたので少しホッとする。

この先白山禅定道へ、と思っていたが、刈払いがされてなく危険性も考えて、別当出合へと変更する。
しかし、俗に言う「蹴落としの坂」で一層緊張感が増した。


振り返れば、白山は楽勝と考えていたが、最後に落とし穴が待っていた。
改めて登山は慢心は禁物、そして「初心忘れるべからず」と云う事。30年ぶりの白山、良い勉強になった。
(2025年7月26、27日)
(終わり)