十月も後半。
前回日光澤温泉の旅がとても良かったので、また山の温泉に行きたいと思い、今回は那須の三斗小屋温泉にと考えた。
三斗小屋温泉に向かうコースとしての那須岳を歩く。
峰の茶屋を起点に歩き出す。
山ノ神に山旅の無事を願う。
疎らな林を抜けると殺伐とした茶臼岳の山肌が現れる。
峠の茶屋が小さく見えてきた。通り抜ける風が強く冷たい。
日が昇り、旭岳の岩肌を赤く染める。
峠の茶屋に近づくにつれ、茶臼岳の山容が見えてきた。
登山道は外輪山の内側に付けられている。足元はゴツゴツとした岩の階段。
外輪山を回り込んで行く。抜けるような空の青さが目に染みる。
火口を一周する。かつてはここから噴火していたとは思えない程の静けさ。
茶臼岳の一番高い場所。
今日これから向かう方面。山並みは続くがコンパクトな山旅の様。
峠の茶屋にまで戻り、朝日岳へ向かう。
まずは右側から回り込んで行く。
反対側に回り込むと、日陰となり風当たりも強く寒さが応える。
朝日岳への分岐から、朝日岳へ向かう。
険しい表情の山だが、あっさりと辿り着き拍子抜けしてしまう。
朝日岳から見る茶臼岳。ドーム型の山容が美しい。
そして反対側の景色。三本槍岳はどれだろうか。
晴れ晴れとした天気だが、予想外に風が強く、耳が痛い。
(続く)