先程とは違う台地が広がる。分かりづらいが、大元の岩手山のカルデラの内側にいる。
鬼ヶ城のギザギザの稜線が彼方に立ちはだかる。
流れに沿った登山道。
この流れが侵食してこの谷を作ったのだろう。
お花畑に到着。
お花畑に到着。
元々高層湿原だったところが乾燥化して今の状態に、更にもっと昔はカルデラ湖だったかもしれない。
御釜湖から眺める、岩手山本体。
御釜湖から眺める、岩手山本体。
御釜湖は高い木々に覆われてよく見えない。
もう一つの湖、猪苗代湖。こちらは明るく開けた湖。
暗い樹林帯に突入。
周りはコメツガの針葉樹、足元はゴツゴツとした苔むす岩の道。
標高が上がるにつれ、ダケカンバの疎林と藪が広がる。
細い灌木が茂る、ジメジメとした窪みを抜けていく。
ハイマツ帯になると、鬼ヶ城の尖った岩が目に入ってくる。
ようやくたおやかな岩手山本体が見えて来た。
ハイマツの中のなだらかな登り。風の通り抜けが心地よい。
不動平に到着。ここで別の登山道と合流する。
もう一つの湖、猪苗代湖。こちらは明るく開けた湖。
暗い樹林帯に突入。
周りはコメツガの針葉樹、足元はゴツゴツとした苔むす岩の道。
標高が上がるにつれ、ダケカンバの疎林と藪が広がる。
細い灌木が茂る、ジメジメとした窪みを抜けていく。
ハイマツ帯になると、鬼ヶ城の尖った岩が目に入ってくる。
ようやくたおやかな岩手山本体が見えて来た。
ハイマツの中のなだらかな登り。風の通り抜けが心地よい。
不動平に到着。ここで別の登山道と合流する。
登り切ると、殺伐とした光景が広がる。別世界に到着したかの感覚になる。
鬼ヶ城方面。もっと先には秋田駒ヶ岳、乳頭山が見えるかもと思ったが、あいにく雲に阻まれてしまった。
お鉢巡りの登り。ザラザラの砂を踏みしめるので、意外にしんどい。
岩手山の山頂、というより一番高い場所に到着。湧き上がる雲は秋というよりまだ夏の名残りを感じさせる。
振り返って、七滝コースは大地獄を見て、岩手山が火山として活動しているのを実感でき、鬼ヶ城の稜線とお花畑、ふたつの湖を眺めて、大元の岩手山のスケールを体感した。
単にお鉢巡り、山頂登頂では分からなかっただろうから、ベストな選択だったと満足している。
(2024年9月30日)
(終わり)
追記:登山から3日後の10月2日より火山警戒レベルが2に引き上げられ、入山禁止となった。入山禁止前に登れた事と当日安全無事に登れた事、運が良かったと感じている。