心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

新緑を求めて、飛龍山·雲取山へ。(二日目、その1)

2019-05-25 20:00:12 | 山日記
三条の湯のキャンプサイトは渓流の側なため、予想より流れの音がうるさかった。寝たり起きたりの繰り返しだったが、長旅の一日の朝を迎える。
 

まずは、サオラ峠へ向かう。
峠へはゆったりとしたアップダウンとなる。


  

尾根の襞をトラバースし、渓流が見えて来た。昨日と同じで水の音が絶え間なく聞こえる。




木々の向うに視えるのは明日歩く尾根なのか。長い一日が頭にあるのでその先の事は考えも及ばない。




緩やかに下った先に小さな流れを渡る。
せせらぎのせいか、ゆったりとした気分になる。




柔らかい朝の光が森に射し込んできた。




朝日差す森は一層鮮やかさが増す。




登山道というより、昔からの作業道だった道なのだろう。傾斜が緩く、登っている気がしない。





ハイキングコースの様な道。新緑の季節だけでなく、紅葉の時季はどんな森の景色に変わるか想像するのが楽しい。




気分良くサオラ峠へ到着。峠道のイメージとは違う広場の様な場所。





広くなだらかな尾根を行く。尾根と言っても先程と変わらない広葉樹の森。





次第に尾根が狭くなり、傾斜もキツさを増してきた。



おそらく熊倉山のピークを過ぎ、右に折れ下った場所から見える山並み。
あれが前飛龍だろうか。ここからかなり登るようだ。


 

段々と植生が変わり、ダケカンバが目立つ。少しずつ登りが辛くなってきた。




狭く岩が目立つ尾根道。
まだ先は長いのに気持ちが萎える。




木々が途切れ、青空が見える。ようやく前飛龍に辿り着く。



今迄歩いて来た尾根を眺める。
ここまででも結構な達成感があるが、
まだ予定の半分にも満たないと思うと先が思いやられる。



これから向かう方面を見る。まだこれ以上の高みを目指さなくてはならない。



シャクナゲ茂る尾根道を行けば、開花株に出会う。今回のコースの中で咲いていたのはここだけだった。



(続く)


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