無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

大気汚染と健康

2013年02月12日 06時34分40秒 | 体の仕組み

最近、環境省のホームページの「そらまめ君」へのアクセスが急増しているそうです。

原因は、中国の大気汚染だそうです。

若い頃、わたしは横浜の鶴見区に仕事で通っていたことがありました。

わずか3ヶ月の間でしたが、ものすごく鼻毛が伸びたことを覚えています。

何年か前、テレビのクイズ番組で、大気汚染で鼻毛は伸びるか伸びないかという問いがあり、正解は伸びないでした。が、わたしの経験では絶対に「伸びる!」です。

そのクイズの製作者は、日本が高度成長していた初期の頃の大気汚染の状況をあまり知らないのかもしれません。

中国の大気汚染をテレビで見ると、スモッグに覆われた工場が続く鶴見区のくすんだ風景と汚れた空気の匂いが今でも記憶に甦ってきます。

それにしても北京のスモッグの空に上がる春節祭の花火も半端じゃなかったですね。

長崎でも春節祭(ランタン祭り)が始まりました。

http://www.nagasaki-lantern.com/

これは、おととしのランタン祭りの一枚です

 


毛細血管と健康

2012年12月11日 17時36分55秒 | 体の仕組み

 

大変なトンネル事故でしたね。日本の交通インフラ、かなり老朽化しているといいますから、車の運転心配ですね。

 

 

交通網を人の体に例えると、血管網に相当するでしょうか。

 

血管は心臓から出たすぐは25~30mmくらい、その血管一本が2本、4本、8本と枝分かれして末端の毛細血管になると、直径が1ミリの100分の1くらいになるといいます。

 

毛細血管は全身に100億本あるといわれ、毛細血管1本に6千個の細胞がとり囲み、細胞と細胞の間は間質液で満たされていて、毛細血管まで運ばれてきた酸素や栄養は間質液に移動し、それから細胞に取り込まれていくそうです。

 

もし血管が断線すると命取りでしょうが、毛細血管の断線くらいなら、その周りの流通システムに影響がある程度かもしれません。

 

断線まではなくても、通りが悪くなるとしたら…、血の巡りの悪さとは、こん状態でしょうか

 


細胞数と健康

2012年11月24日 11時47分12秒 | 体の仕組み

 

いよいよ衆院選ですね。

それにしても、政党がやたら乱立して、前議員達の混乱振りも、なぜか旧約聖書のバベルの塔を思い浮かべてしまいます。

 

昨年か今年、世界人口が70億人を突破したといいます。政治も経済も世界的に波乱含みのようですが、これからどうなるんでしょう。

 

ところで、人の体の細胞は、地球上のひとり一人と同じように一個一個に命があり、その数は60兆から70兆個あるといわれています。

 

それは今の世界人口の1万倍くらいのものすごい数ですが、健康な状態とは、そんなものすごい数の細胞が乱れることなく動いているということなのでしょう。

 

ちなみに、人の細胞は6μm~25μm(0.006mm~0.025mm)くらい、平均10μm程度、人体の比重は水に等しく、仮に1辺10μmの立方体で人体1kgの細胞数を計算すると1兆個。大人の平均体重を60kgとすると、人間の全細胞数は60兆個となるわけです


カルシウムと健康

2012年08月23日 18時33分04秒 | 体の仕組み

ロンドン五輪、日本選手がんばりましたね~♪ メダリストの銀座パレードも、すごかったですね~♪

 

話すこし変りますが、最近、筋肉が石灰化している方がカッピングに来られました。右腕の付け根の部分の筋肉が石灰化して、ちょっと動かすだけですごく痛むそうです。

 

筋肉は、筋節内にカルシウムが充満すると収縮し、筋節内からカルシウムが離れると弛緩するそうです。つまり、筋肉の仕組みは、カルシウムが筋節内を出入りすることによって動くわけです。

 

この仕組みが筋肉の石灰化に関与しているかは、いろんな本をみても分かりません…

 

オリンピックの、例えば金メダルをとった内村航平選手の体操も、カルシウムが筋節内に充満したり、離れたりを繰りかえして出来るわけですが、あの内村さんの動きをみると、カルシウムの出入りを、1秒間にどのくらいやっているのか…考えても、なにかイメージがわいてこないくらいすごい動きです。

 

しかし、今日本では、自分の身の回りのことも出来ないくらい体を動かせなくなって介護を受ける人が増えているといいますから、この仕組み、ひょっとすると重要なのかなあ、と思いながらオリンピックを見ていました

 


花粉症と健康

2012年03月08日 20時04分51秒 | 体の仕組み

 

毎年今ごろの時季、“今年初めて花粉症が出た”とおっしゃる方がいますが、一旦花粉症になると、一生つき合わなければならないそうですから、花粉症は減るどころか、増える一方の病気なのでしょうね。

 

花粉症の原因は何か? この時季の主な原因は、杉やヒノキの花粉だといいます。

 

他に分かっているだけでも、シラカバ、ヨモギ、イネ科など、花粉症を引き起こす植物は60種以上あるといわれます。

 

イネ科と一口にいっても、イネ科の植物は稲や麦、ヒエ、トウモロコシ、竹、ススキ、芝など実に1万種もあるそうですから、そのうち年中花粉症で苦しむ人もでてくるんでしょうか…

 

私が吸玉療法を始めたころ、もう35年くらい前ですが、そのころは花粉症なんて聞いたことなく、アレルギー自体まだ珍しい病気でした。が、いつの頃からか、食物アレルギーが子供たちに目立つようになり…

 

そのころは、サバか、大豆か、牛乳か、何か一種類のアレルゲンに反応する程度だった気がしますが、最近は、麦にも豆にも魚にも卵にもと、何種類ものアレルゲンに反応する子がいて、では何を食べて生きていくのかと、聞いただけで途方にくれることがあります。

 

食物アレルギーは、幼児期に起こり、成長していくとともに軽減していくことがあるようです。

一方、花粉症は大人になってから、ある時期いきなり起こることが多いようです。

 

ですから、病気の原因はアレルゲンだけではなく“体質”も大きいわけです。

 

成長していく子供が、体質がしっかり出来上がるとともに食物アレルギーは軽減して、体質が悪化して、その限界を越えた大人がある時期いきなり花粉症を起こす…

 

ですからポイントは、体質をいかに丈夫にするか、ではないでしょうか

 


最新医学と健康

2012年02月20日 19時37分52秒 | 体の仕組み

 

基本的に漢方は、本来人間が持っている自然治癒力の強化を目指す医学だとおもいます。

 

運動で喘息が治ったとか、玄米菜食でがんが治ったとかいうような、体質改善によっても病気は治るわけで、現代医学もそんな事をもっと科学してみたらどうかと思っていましたら、そんなテレビ番組がありました。

 

それは先週のNHKスペシャルで、アメリカの最新のうつ病の治療といわれるものでした。

 

そのなかの「認知行動療法」というのは、過去の楽しかった思い出をイメージすることによってうつを治そうとするもので、笑い健康法や座禅のようなものを科学しているようにみえました。

 

又、TMSといわれる経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激は、磁気で前頭葉の左側にあるDLPFCという背外側(はいがいそく)前頭前野を刺激するというものです。

 

DLPFCは判断や意欲に関わる場所だそうで、不安や恐怖・悲しみなどの感情が生まれるへんとう体をコントロールしている場所でもあるそうです。

 

そして、ここを刺激することにより血行を良くし、DLPFCの働きを活性化して、へんとう体の暴走を抑えて、うつ病を治そうとするもので、それはちょうどマッサージのようなものを科学しているようにみえました