カッピングに来られている方ですが、最近、寒くなってから疲れるとおっしゃいます。
そして、朝も起きられず、この2、3年続けているラジオ体操もやっていないとおっしゃいます。
この時季、水道水は氷のように冷たくなりますが、人の体も、そのままでは氷水と変りません。
しかし、実際は体の中でエネルギーを作っていて、37℃の体温を保っています。
つまり、寒いときには体温を上げるために、全力疾走するくらいのエネルギーを作っているわけで、それだけで、ジッとしていても疲れるわけです。
日本では、昔から最も寒いころに寒中稽古の行事があります。
実は、体が発熱するときに最も効率のいいのが筋肉で、筋肉は、体を動かす方がジッとしているよりも熱を作りやすいのです。
つまり寒いときには、ジッとしているより、体を少しでも動かす方が効率よく体温を上げることができ、疲れずに済むわけです。