京大の山中教授のノーベル賞が決まりましたね。
iPS細胞を作ってからわずか6年ですからすごいです。ぜひ、再生医療への応用もがんばってほしいです。
先月、透析患者が年々増えて30万人を超えたという記事が新聞に載っていました。
もし、再生医療で腎臓を作ることができるようになれば、週3回通院して、4~5時間の透析を受けているという患者には救いですし、増大する医療費にあえぐ国にとっても朗報かもしれません。
今、透析医療費は年間一人500万円。透析だけで医療費1兆5千億円。
20年以上の長期透析患者も増えているといいますから、その場合、一人で1億円以上かかるわけです。
透析患者本人の細胞で新しい腎臓を、もし仮に1千万円くらいで作ることができるようになるとすれば、どのくらい医療費削減になるかわかりません。
ところで、人の細胞は60兆個もあり、その細胞が新しいものに入れ替わって、数ヶ月毎に体も臓器も再生されて新品同様になっているといいます。
もしそうなら、人工透析も臓器移植も必要ないはずで、年々透析患者が増えている方が不思議なくらいです。そして、その不思議さの解明も大切かもしれません