以前長崎は街の中心部に魚の水揚げが全国でもトップクラスの魚市場があり、*(コム)*子供の頃は鰯やアジやサバなどで育てられたようなものです。
港町の食習慣でしょうか、大きな魚は、さばいた骨や頭はあら炊きにしたり味噌汁の具にしたりして、ほとんど無駄なく食べ尽くしてしまいます。
主な魚肉を取り去ったあらの、骨に残った身を食べるといっても、結構大変な作業で、特に目や*(コメント)*脳を食べるのは気持ちが悪くて上手く食べられない私は、よく父に叱られたものでした。
そんな私でも、今では骨だけになるくらい随分*(キラキラ)*きれいに食べられるようになり、息子達の魚の食べ方に、今度は呆れて見ている自分がいます。
"一物全体"という考え方があります。生物はからだ全体で生きており、どの部分が欠けても、*(地球)*自然界で生き抜くのは困難です。
人間が食物を摂る際、穀物を精白したり、野菜の*(紅葉)*皮をむいたり、動物や魚の身の部分だけではなく、できるだけ丸ごと食べるのが健康に良いとする考え方が"一物全体"です。
最近、検査で、*(ハート6つ)*コレステロール値が高いとおっしゃる方が目立つような気がしますが、この"一物全体"を考えてみるのもいいかもしれません。
私のうちでは、3年間くらい玄米食をしたことがありますが、上の息子が*(ビー)*幼稚園に行くようになると、皆とご飯の色が違うと言い出して、食べなくなりました。
その後、私としては*(おにぎり)*玄米食復活を狙ってみますが、玄米食をした頃少し厳しくしたのか、玄米食アレルギーが家族にあるようで、今では白米に雑穀を混ぜてもらうのが精一杯です。
たまに、カッピングをしながら玄米食の良さを話すことがあります。しかし、家族全員の合意をとりつけるのはどなたにとっても難しいことのようです。
妻任せの料理に*(イージー)*口出しはあまり出来ませんが、自分だけで出来る"一物全体"はないものかと考え、くだものを皮ごと食べるくらいならなんとか出来そうだと、試みています。
*(りんご)*リンゴは2年前くらいから皮ごと食べていますが、今では皮をむいたリンゴを出されると、何か物足りない気がします。
皮をむいて食べる事を前提にしているくだものですから、残留農薬が少し*(ジロ)*心配ですが、とにかくよく洗って食べます。
*(青りんご)*ナシは皮と実の間に味があり、皮もザクザクした食感があり、ランクとしては三つ星くらいでしょうか。
バナナの皮はチョット無理だろうと思いましたが、まだ新鮮なバナナの真ん中あたりを1センチ幅で切って皮ごと食べてみると、以外に*(うるうる)*面白いといった食感です。
*(みかん)*ミカンの外皮はまだ試していません。が、小袋ごと食べるのは3年くらい前からやっていて、昨年はまだ小袋を出したりもしていましたが、今年はほとんど違和感なく小袋ごと食べています。
ミカンを小袋ごと食べると、ペクチンとセルロースの2種類の*(結晶)*植物繊維を同時にとることが出来ます。ペクチンはコレステロールを抑制し、セルロースは便通を良くします。
ミカンの白いスジにはビタミンB群やCのほかにも毛細血管を強くするルチンが多く含まれ、ルチンは*(爆弾)*脳卒中を予防するといわれます。
くだものの過食は体を*(雪)*冷やすといわれますが、小袋でも皮ごと食べると沢山は食べられず、ミカンにはクエン酸が含まれますからエネルギー効率をよくして体を温めるはずです。
ビタミンCも一日の必要量が3~4個で摂れますから、風邪やインフルエンザの予防のためにもミカンは食べておくとよく、せめて小袋も白い筋も合わせて摂ると、ミカンは*(ツリー)*冬を乗り切るための強力な武器になるとおもいます。