無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

中性脂肪と健康

2015年04月30日 21時24分12秒 | 栄養と健康

最近、中性脂肪の値が高い人が目立ちます。

油ものは控え、運動も心掛けているのに、値が下がらないとおっしゃる方もいます。

 

そんな方は、食事や運動だけが問題でなく、肝臓にも問題があるのかもしれません。

私たちが“現代”的な普通の生活で使うエネルギーを大雑把に1日1800から2300kcalくらいとすると、それ以上摂った食事の「エネルギー源」は、すべて中性脂肪になります。

そして、中性脂肪を合成したり分解したり調整したりしているのが肝臓で、肝臓の働きが充分でないと、中性脂肪の値が狂いやすいということがあるのかもしれないのです。

漢方では「未病」という考え方があります。

未病とは、病気ではないが、内臓の働きが弱いとか、充実していない状態のことをいい、更に、今はまだ病気ではないが、病気が起こるかもしれない前の状態のことも「未病」といいます。

今たとえ肝臓の検査値が正常であっても、もし肝臓に未病の状態があるとするなら、疲れやすいとか、眠れないとか、肩がこるとか、足がつるとか、イライラするとか、便秘するとか、木の芽立ちの季節は必ず体調を崩すとかいうことに加えて、中性脂肪の値が高くなるということもあるのではないかと思うのです。

こういうときはどうすればいいか…

まず、疲れやすいとか、眠れないとか、肩がこるとかの自覚症状を解消することが大切なのです。

 

 

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