関東・東北大震災に伴う「原発問題」、それと電力の「計画停電」
未曾有(みぞう)の緊急事態で、大変なことは良くわかる。
しかし、東電といえば、日本の代表的な超大企業である。
その割には今回の「原発問題」・「計画停電」の対応や会見はオタオタ。
今まで国の庇護の下、景気の波にも晒されず、国策企業として、安易な
経営に浸かって来た危機感が無い結果なのであろう。
個々の社員は優秀な人材を採用しているはずにも関わらず、会見内容や
対応内容は、巨大企業たる東電ではない。
成績優秀な人間も「東電」というスーツを着るとアホになるらしい。
「原発問題」にしても現地から入る情報を伝えるだけで、余りにも動揺や
恐怖を煽らないようにツギハギだらけのコメントの連続である。
「こんな場合であり、最悪の場合はこんなことも想定しなくてはいけません。
其処に至らないようにこんな対応に努力しています。」この様なコメントが
有っても良いのでは無かろうか。
東電のトップは、本社の奥深くに陣取っていないで、現地の激励や視察に
出かけたりしないのだろうか?
「計画停電」にしても、実施するしないで二転三転で、市民も右往左往だ。
かえって混乱を引き起こしている元凶の面もあると見た。
状況を勘案しても、キッチリとした対応で「流石、東電」といわれる対応を願う。
見ていると外見は立派だが、やっていることは最低で、全くお役所体質で
トップから末端まで危機管理体制がなっていない。
誰が責任者で指揮をとっているのか解らないのは、いわゆる大企業病に
罹っていますな。
ヒカンザクラ（緋寒桜） - Scarlet cherry blossom