おはようございます!あるくべきのふみです!今日もしっかり歩きましょう♪
前回は関節は引っ張ってはダメという話でした。引っ張るのではなく、押圧することによって、関節液も出てくるし、動きはスムーズになります。さらに、骨と骨は凹凸のようになっているので、押圧で元の位置に戻ろうとします。
なので、手の指の関節で考えると、関節が少しズレても、骨と骨を持って押圧すれば、元に戻るイメージがわきます。(強い力で押すと反発力で押し返されるので戻らないのですが…。)けれど、大きな関節はどうでしょう?
思い出してください。人の身体が25階建てのビルで、一番に治さないといけないところはどこだったでしょうか?
そう、土台である骨盤の部分です。
重心でもある骨盤の中で、仙腸関節は、上半身と下半身を繋ぐ関節で、身体を動かす時の中心部分ということになります。じゃあ、この関節も押圧すればいいのか!と言っても、こんな大きな関節をどうやって?
立ったり、歩いたりすると、上半身の荷重と下肢から伝わる地面の反力を常に仙腸関節で受けることになります。この荷重というのは、地球の重力に基づいているので、人の身体は重力があって機能するようになっているということになります。
仙腸関節は、過去、不動の関節と言われていましたが、関節なので、そこには隙間があり、関節液があり、動きがあります。
この関節面は、他の関節と違い、平面と凹凸面など複雑に組み合わさっています。その中に隆起した面があり、荷重により圧がかかると潤滑液が一定方向に流れを作り、滑らかな動きを造り出します。
仙腸関節は直立して上半身の荷重と下半身からの地面反力が伝わると、滑らかな関節運動を行える構造になっているのです。
なので、身体が横になったり、座っている状態では、身体は整いません。まずは立ち上がること(さらには歩くこと)で、身体の土台である関節に押圧をかけれるのです。