朝日町社会福祉協議会では、町内の10地区において町内会長や民生委員、福祉関係者などで構成する地区社会福祉協議会の活動支援を行っています。
その地区社会福祉協議会が主となって、隣り近所等で「気になる世帯」を見守り・声掛けなどのボランティア活動を行う『ケアネット活動』を富山県内の15市町村社会福祉協議会が進めています。
この「気になる世帯」というのは、例えば❝軽い認知症のひとり暮らし高齢者❞や❝閉じこもりがちな人がいる世帯❞、❝心身に障がいを持つ方やその世帯❞などですが、特別な基準はありません。
基準がないからこそ、共に地域に住む他者を気に掛け、関心をもち、思いやりを育む効果も生まれます。
この❝地域における支え合い活動❞であるケアネット活動においては、見守り・声掛けなどを行うケアネットチーム員を支援し、時には相談・助言を行ったり、ふれあい・いきいきサロンなどの『居場所づくり』、ケアネットチーム員では対応困難な状態になった場合の備えて『専門職同士の連携』などを調整するケアネット活動コーディネーターという社協職員が配置されています。
このケアネット活動コーディネーターは、各市町村においてケアネット活動を支える存在として日々、地域福祉活動に汗を流しています。そんなケアネット活動コーディネーターが集い、事例検討と地域づくりの研修会が8月24日(水)に五叉路クロスファイブで開催される予定です。
その研修会において、朝日町の1つの地区をクローズアップし、その地区における個別の事例と地域づくりのプランニングを意見を交わしながら行うので、どのような見立て、意見がでるのか楽しみです。
この研修会を通して、改めて感じているのが『朝日町社協は地域をちゃんと見つめているか。丁寧にニーズ把握をしているか』ということでした。地域福祉の推進役としての社会福祉協議会の足元(根幹)を見つめ直す良い機会だと捉えています。
見出しの写真は、朝日町のある地区の人材や社会資源、町内会の境界など地域福祉の貴重な情報を少しずつマップに落とし込んでいる様子です。研修会開催を通して、社協職員として少しでもスキルアップができる機会となればと思います。
▽参考『富山県社会福祉協議会HP(地域の支え合いづくり~ケアネット活動~)』
地域の支え合いづくり
地域には、健康や生活に不安のある方、介護・子育てに悩んでいる方、孤独を感じている方、 孤立している方などさまざまな福祉課題を持って生活している方々がいます。 ...
社会福祉法人 富山県社会福祉協議会