










いつもの年だと10月の終わり頃が食べ頃なのだが、だいぶん色づいている。
高枝鋏で届く範囲の枝を切っていると、親方さんのお出ましだ

案の定、作業がやりにくくなる。
青い実を採ったり、下に落として割ったりと可成りのロス。
赤くなっているのはヘタ虫のせいだ。
トロトロに熟していて、ちょっと触れるとぼとりと落ちる。
そんなのが何十個も。
親方、楽しそうに作業しているので、私は他の仕事へ。
この間まで香りを漂わせていた金木犀の剪定をする。
季節の移ろいの早いことをしみじみと思う。
散歩途中、山茶花が咲いているのを見かけたが、庭の山茶花はまだ蕾み。
いつも、木枯らしが吹き始める頃に咲く。
最近は庭仕事も2時間が限度。
一日中やっていても平気だったのにと情けなく思うが、無理をしないことに決めた。
「お先に~」 と、親方に声を掛けて家に入った。
どうせ、親方、止めるように言ったって聞く耳持たない方ですから

まもなく、親方、歯医者さんの予約が入っているからと作業を切り上げてきた

あら、そうでしたね。私の方が忘れていた。
物忘れと言えば、私、最近不安で仕方がない。
昨日も、コーヒー豆屋さんで、挽くのを頼んで近くの郵便局に行ったのだが、
用足ししているうちにコーヒー豆のことをすっかり忘れてしまった

銀行へ回ろうとて、はっと思い出してお店に引き返したのだった

これって、物忘れとは言えない症状のような気がするのだ。
親方は歯医者さんに。珍しく徒歩で行きました

いい心がけですね。
私はおでんの仕込み取りかかる。
今夜はおでん。今年2回目の


