











ポーラ美術館からホテルへ帰るバスは観光客でラッシュアワー並み。
幸い、中年男性が親方に席を譲って下さってほっとしました。
見ただけで80過ぎの老人と分かりますもの。
親方、家を出るとき、杖を持って行こうかと申しましたのよ。
普段は使いませんのに。
どうせ、忘れるから、と私、止めました。
途中、バス乗り換え待ちをしていると、若い男女の2人連れがバスの案内員に
大涌谷行のバスの時間を尋ねています。
時刻は4時をとっくに回っています。大涌谷のロープウエイは5時で止まります。
ここから1時間はかかるでしょう。絶対間に合いません。
案内員が説明したのですが、彼ら大涌谷行きのバスに乗っていっちゃいました。
夕闇が迫ってきています。
一部始終を見ていた娘のお婿さん、
「勇気あるなあ。僕なら行くのを止めますけれど」と、妙に感心していました。
「若いんだから、どうにかするでしょう」と、私。
「そうですかねぇ」
私の無責任な言葉に彼、呆れて笑っていました。
今夜は宿泊者が多くて、夕食は二部制でバイキングです。
我々は早い時間です。昨日のようにゆっくり頂いては居られません。
親方は食糧難を体験している世代のせいでしょうか、バイキングとなると
張り切ってしまいます。
極限無く食べます。止められません。
私はそれを見ているだけで、いつもお腹がいっぱいになってしまいます。
親方曰く、
「帰ったら検査で二日間食べられなくなるから食いだめするのだ」ですって。
確かに帰ったら大腸のCT検査があります。

私はこれだけ・それとデザートを少し



お婿さんのデザート

誰のでしょう


早々に引き揚げてきました


さっさとお食事を終わらせればいいのに。
いつまでも食べていた爺さまのせいだと、お腹の中で文句を言いました

殿方の方は空いていたそうです

明日は最終日。
台風が近づいていますので早めに帰ります。
お付き合い下さいましてありがとうございます
