北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

亡き友を自慢する -1-

2007-12-07 21:43:20 | 肉親,身近な人たち
ちょっと自慢させてください.

オヤヂ自身の自慢にもつながるので恐縮ですが,
書きたいのは,友人の話です.

彼を と呼ぶことにします.

とは大学時代に知り合いました.
互いに就職した後も との付き合いは続いていました.
その糸が切れたのは, が突然この世から去ったから.

は,オヤヂにとって読書の恩人です.
彼が紹介してくれた作家は今もオヤヂの好きな作家たちです.

が最初に教えてくれたのは,庄野 潤三
三浦哲郎 が好きだという話をしたら,
庄野潤三 は君に合っていると思うと言いました.

庄野潤三 で初めて読んだのは,確か「夕べの雲」.

肌に合わない人だと身辺雑記の類だと一笑に付されるような話です.
今のオヤヂの友人たちには受け入れられない一冊でしょう.

でも,当時青年だったオヤヂには,心に染み入る,温かい話でした.
今では読み返すことも稀になりましたが,読むと心が静まります.
.

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庄野潤三 を評価している本がありました.

私(本の著者)の「読書の水準器」と書いてありました.
即物的な物言いをすれば,
メートル原器とか原子時計とかが「水準器」でしょう.
測定や判断の基準になる,レファレンスでしょう.

その本は
読書の腕前」 (岡崎武志,光文社新書 294)です.
この本も一読の価値があります.

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