
江口章子の人生を追いかけるのは難しい
とにかく行動的だ そのうえ放浪癖もある 世間の目も気にしない
なのに彼女への悪口は殆ど聞かない 明るさ、親しみ易さも併せ持つからか
1921(大正10) 章子32歳
白蓮の駆け落ちで居場所を失った章子は故郷の香々地へ戻る
井口家にはすでに彼女の居場所は無かった
井口家からそう遠くない善照寺の近く(G-mapにリンク)に家を借りた
そして、自活のため仕立物の内職や村の娘たちに裁縫を教える
1922(大正11) 33歳(年齢は章子の年齢:以下同様)
章子は香々地を離れ、京都の大徳寺芳春院(G-mapにリンク)に入る
この時中村戒仙住職と知り合い 有髪の尼僧となる
社会運動家の水谷長三郎と知り合い、郡是製糸会社に入社する

水谷長三郎 弁護士・労働運動家・政治家
1897(明治30)-1960(昭和35)
郡是製糸会社は、アパレルメーカーのグンゼ
章子がそこに入ったのは、おそらく水谷長三郎の影響ではないか
1923(大正12) 35歳
章子は一休寺の住職 林山太空と3度目の結婚 太空は42歳
門司の港で章子を見つめていた僧侶が彼である
(一休寺は通名 大徳寺酬恩院)
2か月後に離婚する~なぜ別れたかは不明
1924(大正13) 36歳
章子、中村戒仙住職の跡を追って葛飾の地に行く
この先は次回に続ける
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]