超マイペースな女が一人で木工・家具工房を始めてみる。できるかな?

マイペースに木工・家具工房での日々を綴ります。
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ときどき趣味も。

工房、そろそろ始めます。17:青カビ

2020-08-06 00:52:42 | 木工4・工房
長い梅雨が明け、一気に暑くなりましたね。

この工房で過ごす初めての梅雨、
桐の一部とキハダの白太にカビが生えました。
(白太って、皮に近い部分の木材で、文字通り白っぽい色です。)


木材に、こんな青カビなんて見たことない。
ビックリしました。


理由はおそらく、
・騒音を気にして、ほとんど窓を閉めきっているので、換気ができていないこと
・雨漏りがひどく、壁の割れ目から常に水がしみでているので、湿気が多いこと
・端材で何か作れそうだと思い、捨てずに工房の隅っこに端材を寄せ集めておいたから。(結局、使わないのに・・・。)


白太は使うな、と教えられてきたので、ずっと素直に従っていました。
弱いらしい、虫がつきやすいらしい、腐りやすいらしい、と頭ではわかっていても、使いたいなぁと思うこともしばしば。
自分で木材を買ったら尚更、もったいなくて捨てられない。
でも、今回良〜くわかりました。

やっぱり白太は使っちゃいけないな。

幸い(?)今回カビが生えたのは、商品に使った木材の残りなので、捨てても損失はなく、いい勉強になりました。


一つ気がかりだったのは、桐の板はもともと2枚を接いだものを購入していて、その接ぎ合わせた部分の一部が白かったこと。
白は白でも、白太ではなく腐れ。
たちが悪い。
私だったらこんな接ぎ方しないけど・・・と思いながら、その部分は避けて使っていたのですが、見逃して使ってしまっている可能性もなくはない。
心配になりました。


お茶道具[神代ニレの炉縁と桐箱]


工房の劣悪な環境と違い、お客様の自宅での保管なら大丈夫だろう、とは思うものの、桐箱は無塗装で、中に入っている炉縁も無塗装、万が一カビが生えたら・・・どうしましょう。


恥を忍んで、お客様に連絡してみました。
事情を説明して、桐箱の確認をしていただくよう、お願いしました。

結果は、問題なし、でした。あぁ、よかった。

しかも、連絡ついでに、という事で、お仕事いただきました^^。

怪我の功名、ですかね。