退職してやったこと。その3。
機械屋さんに行く。
家具工場に勤務していた時、退職することも決まり、社長が私の今後について心配してくれました。
たしかに、
特別な技術があるわけではなく、コネもなければ社交性もないので^^。
社長は、廃業した木工所の機械が手に入りそうだ、という情報を教えてくれました。
運ぶなら、車を出してやるぞ、と。
願ったり叶ったりなのですが、条件が、「すぐに引き取ること」。
まだ、工場を借りる目処はたっておらず、自宅ガレージにも機械を置くスペースはなし。
どこかで一時的に預かってもらう、ということも考えましたが、移動が二度手間になる上に、そもそもそんな土地持ちの知り合いもいない・・・。
廃業した時期はわかりませんでしたが、機械の状態によっては、オーバーホールなどメンテナンスが必要でしょう。
社長は自分でやればいいと言うけど・・・私には無理ですよ・・・。
機械屋さんに頼むなら、最初から機械屋さんで購入した方がいいのでは?とも思うし・・・。
結局、場所が決まらないことには話にならないので、この素晴らしいお話は幻となりました。
正直なところ、ちょっと怖じ気づいてしまいました。
またいい話があったら教えるよ、と社長も言ってくださり、機械の調達ができないまま、退職しました。
退職後は、あるかどうかもわからないうまい話を待っていてもしょうがないので、ひとまず、地元の中古木工機械屋さんに相談に行きました。
私はあれも欲しいこれも欲しい、と張り切っていましたが、機械屋さんは冷静に、必要最小限の機械を勧めてくれました。
使ったことのあるメーカーや型番を手に入れることは難しいことがわかり、メーカーや精度などの情報とおおよその相場をお聞きし、その日はそれで終わりました。
機械屋さんにも、
「まずは工場を見つけてから。機械の発注はそのあとで。」
と言われ、とにかく工場を探さねば、と思ったのでした。