海男、日本百名山に挑戦! Vol.2

百名山に限らず、四季毎の登山、山スキー、沢登り、子連れ登山、キャンプなど。最近は、ファミリーアウトドア。

冬の鷹ノ巣山・六ッ石山【登山記録】~ 石尾根縦走

2011年01月26日 | 登山
2011年1月23日 
東日原 ~ 鷹ノ巣山 ~ 六ッ石山 ~ 奥多摩駅
テーマ:奥多摩縦走 石尾根 
天候: 晴れ
(Written by moko)


諏訪辺りまでは意外とお天気期待できそうな週末だったので、
日曜日に南八辺りを狙おうと考えていましたが。。

土曜の夕刻になって
「やっぱり駄目だ、仕事終わらない。。」と早々に敗北宣言のatsu山。

私はすっかり山モードになっていたので、
個人的に以前から"強化山域”としている奥多摩に向かい、
一人石尾根縦走をしてきました。



◆基本情報
 ・ルート:東日原バス停 ~ 稲村岩 ~ 鷹ノ巣山 ~ 城山 ~ 六ッ石山 ~ 絹笠集落跡 ~ 奥多摩駅
 ・総距離   :約14.8km
 ・累積標高差 :+約1,300m / -約1,590m
 





◆詳細

土曜夜、地図とにらめっこ。交通機関などの情報を調べ、ルートを決定します。
朝7時25分の東日原行きのバスに乗るべく、4時半に起床すると
隣の部屋でatsuさんはいまだお仕事中

朝5時、準備をした私は鋭意山へ、atsuさんはぐったり寝床へ行きました。。







山に行く為、たま~に早朝の電車に乗ると、
都心からの朝帰りの方たちで意外に電車が混んでいることにいつも驚かされます。
この日もなかなか混んで賑やかな中央線・青梅線に揺られ約2時間かけて奥多摩駅に到着。

1番のバス乗り場から7時25分発の東日原行きバスに乗り込みます。
川苔山へ行く場合もこちらのバスですね。
(時刻表はこちら)





28分で終点東日原に到着。
きれいなお手洗いも完備されています。
諸々準備し、8時、出発進行!




夏は大変混むのでしょうが、
この時は、5・6組の登山者が鷹ノ巣方面へ向かいました。
早速目に飛び込んでくる稲村岩。




登山口に向かって、いったん川底まで下ります。







登り始めると、奥多摩らしい景色。
やわらかい陽光が差し込み、心が穏やかになります。




途中の川は少しだけ凍ってました。




バス停から50分弱で稲村岩上部。
ちょこっと休憩します。




ひたすら登るだけなので、
汗がじんわりにじんできて、よしよしと、一人にんまり。
(雪山じゃ堂々と汗はかけませんからね)




どんどん高度を上げ、回りの山々が見えてきました!


が、、、全然どれが何山か確証がもてません。
奥多摩は依然歩いたことのないルートがばかりです。。
遠くの高い山ばかり行っている場合ではありません。(反省)





えーっとこちらは、、 長沢背稜でしょうか?!

「オヌシ、奥多摩ノ山ヲ知ラズシテ、八王子出身ノ山好キト言エルノカ」
「オッシャルトオリ、奥多摩ノ山々ヲモット知リタイト思ヒマス。」

そんな会話を誰かと?頭の中でし続けました。




1400m地点を過ぎたくらいから、ようやくちらほら雪が。
正直もう少しあるかなーと期待していたのですが、
乾燥した日々が続いていますので、致し方なし。




こちら、ヒルメシクイノタワ。
面白い名前ですね。






最後一息の登り。
ようやく雪らしい雪が。
凍結はしていなかったので、ノーアイゼンのまま
静加重静移動で登っていきます。




おっ、あの向こうは
ついに?!




山頂でした!




目の前にどーんと。




大菩薩連嶺と富士山。
素晴らしい眺望ですね。




南ア様も。




丹沢の山並みもばっちり。




七ッ石山方面からの縦走路。
ほんとはこちらから来たかったですが、また次回。




まだ11時前ですが、富士山を見ながらランチタイム。
今日はちょっぴりアメリカン。




じーっとしていると寒くなってきたので
30分ほど休憩の後、七ツ石方面にさよなら。





奥多摩駅に向けて出発します。




気持ちいい縦走路です。







鷹ノ巣山を振り返ります。

ちなみにこの辺りで Mt.さんにお会いしました。
Mt.さんとは3度目のばったりでしたが、
いつの間にやら立派なガイドさんになられていました。




倉戸山方面の分岐。
こちらからの登りも検討しましたが、時間の関係で今回はボツ。
たくさんたくさんルートがありますね。




新芽の頃はさぞかし美しいでしょう。




右手方向を見ると、木々の間から富士山。
これはこれで、木の葉のない冬の特権ですね。




そんなにアップダウンはありませんが、
城山、通過。




引き続き快調に歩きます。




こちらが将門馬場だったようですが、
素通りしてしまいました。




歩きやすい登山道。




六ッ石山の分岐でちょいと六ッ石山にも足を伸ばしてみます。




誰もいない山頂。
こちらからもまだ南アルプスが見えていました。









七ッ石山と六ッ石山をつなぐからと「石尾根」というやにも聞いていますが、
全体的に石が多いのが所以なのでしょうか?





この辺り、少し石垣の跡のようにも見えます。




三ノ木戸方面への分岐。
私は絹笠方面へ向かいます。




どんどん下って鷹ノ巣山が別の角度で見えてきました。




突如、植林地帯へ突入。
陽が差し込まずちょっぴり心細い気分になります。




杉のトンネルを抜けるとまた広葉樹地帯。
ぱっと明るくなって、一安心!




だんだん下界が見えてきました。




最後は絹笠集落跡の廃屋のそばをとおり、、、
(ちょっと怖いので写真は撮ってません。。汗)
13時40分、三ノ木戸林道に合流っ!






15時26分のホリデー快速に1時間以上時間があったので、
汗を流しに老舗温泉「三河屋」へ。






閑散期の為?、お風呂独り占め、でした!
奥多摩の温泉はやわらかいお湯ですね。




駅には少し早めに到着し、ホリデー快速乗車。
17時には無事に地元駅に戻ることができました。




なかなか充実した山歩きでした。
奥多摩の山々を知らないことは、灯台もと暗し。
冬の間にトレーニングも兼ねてもっともっと歩き込みたい山域であることを
再認識しました。次は降雪の翌日にでも歩いてみたいです。




◆関連地域レポはこちら。
(どちらもかなりなつかしいです。。)


2007年12月8日 : 雲取山 ~ 親友と共に。


2008年12月13日-14日 : 飛龍山・雲取山 ~ 山頂鍋パーティー 





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雪の北横岳・三ッ岳・雨池山 【登山記録】~ 新雪ではしゃぐ

2011年01月10日 | 登山
2011年1月10日(月) 
ピラタス蓼科ロープウェー山頂駅 ~ 北横岳(2480m)~ 三ッ岳 ~ 雨池山 ~  山頂駅 ~ スキー下山
テーマ:雪、北八、新雪
天候: 晴れときどき曇り
(Written by moko)


今回の3連休、1日くらいは山に行こうと行き先を考えていましたが、
後半松本くらいまでのお天気が好転しそうだったので、1日だけ北八の北横岳へ。
予想どおり降雪直後の晴天となり、新雪と戯れておおはしゃぎ。
行きはロープウェー、下りはスキーと、らくらく&大満足でした。



◆詳細


日曜夜、早めに家を出るつもりが、、
やらなければならないペーパーワークが終わらず結局いつもと同じ時間に出発。
2時半過ぎにピラタス蓼科ロープウェーの駐車場に到着し、即寝ます。
ちょっぴり小雪も舞っていて、明日が期待できそうです。

朝8時前覚ますと快晴!北アルプスも見えています。
朝一のロープウェーはやる気のない9時という時間なので
のんびり準備をします。

朝一のロープウェー。景色はサイコー。
今朝8時の山頂の気温はマイナス18度でした、とアナウンス。
車内はスベラーVSノボラー、2:1くらいの比率ぐらいだったでしょうか。




今回も、全回同様、スキーとスキー靴を山頂駅にデポします。
帰りはゲレンデを滑って下りられるので楽ちんなのです。




のろのろ準備をして出発。
ほほー、良いお天気です!




縞枯山方面。




木々もばっちりお化粧済み。




南アルプス!




甲斐駒、ノコギリ&仙丈ですね。




坪庭の看板にもエビのしっぽ、元気に発達中。




atsuさん、童心にかえってハイテンション。




どさっ。
やりすぎでしょう。。




いやー、しかし美しい。




ムーミンの世界みたいです。




写真がとまりません。
(ほとんど同じような写真なんですけど)




ブルー&ホワイトの世界。




ブルーアンドホワイトと言えば、、
チアリーダー時代のコール(かけ声)を思い出し、
私までハイテンション入り。 




突然人が・・・汗
こちら北横ヒュッテのご主人でしょうか?
毎回よくお会いします。




北横ヒュッテが見えてきました。




最後少しの急登を登れば、




そこは山頂!




だいぶガスがかかってしまいましたが、
かろうじて北アルプス。




諏訪方面。




雪のあるときにも登ってみたい蓼科山。




2480mの北峰。
結構寒いです。




寒いし、どんどん人が上がってくるので、
一通り堪能して下ります。




北横ヒュッテの前から、秋にも行った七つ池に寄ってみました。
池は完全に凍結していました。





さて、今日はまだ時間もあるので、
三ッ岳経由で下ってみます。
「岩稜帯注意、軽装ではいらないこと!」という
看板がありますが、どんなもんでしょうか。
(これまでノーアイゼンでしたが、ここで一応アイゼン履きました。)





確かにイワイワしています。




降雪後ほとんど人がはいっていないので
トレースがあやしいです。




大きな岩がごろごろしているので
一歩足を踏み外すと大変なことになります。




鎖もありました。
慎重に進みます。




振り返ると北横岳。




三ッ岳山頂!




これより先は本日トレースなしでした。
ふかふかの雪にずぼずぼ埋まりながら進みます。




こんな穴が沢山あいています。
天然落とし穴状態でかなり恐怖です。
(でもちょっと楽しい。)




危険地帯を抜けると、ふっかふかな道を
下ります。




ワーイ!!




・・・




どろん。
(消えてるつもり。)




異様に雪まみれになってます。




ヤマ屋の前に、単なる少年です。




ドンっ。




がー。




え、まだ登りあったの?!
遊び疲れて、とぼとぼと登り。




なるほど、雨池山だったんですね。
手書き、ですけど。




さて、雨池峠に向かって下ります。





縞枯山荘でアイゼン脱ぎます。




地元高円寺の阿波踊り、のつもり?
いつか出てみたいそうです。




14時前、ロープウェー山頂駅に戻ってきました。
今日はどうも体力が有り余っています。




あとはスキーを履いて、
らくらくゲレンデを滑って帰りました。




途中、原村付近から見えた阿弥陀岳。
うーむ、やっぱりかっこいいです。





そして中央道からも。




やっぱり八はいろんな楽しみ方あり、
何度来てもいいですね!!



◆過去の北横岳関連レポ

2009年12月27日:雪の北横岳・縞枯山・茶臼岳


2010年4月25日:残雪の北横岳・亀甲池 with mimiさん <現在作成中・近日アップ予定(汗)>


2010年10月2日:家族旅行de北横岳









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元旦の三ッ峠山【登山記録】~ 初日の出山行

2011年01月06日 | 登山
2011年1月1日(土) 
三ッ峠登山口駐車場 ~ 三ッ峠山(1,775m)ピストン
テーマ:初日の出
天候: 快晴!
(Written by moko)




新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


いつも影で支えてくれている友人や家族を大切にしつつ、
今年も都会生活と自然のアドベンチャーをバランス良く続けて行ければと思っております。





今年のお正月休みは、強い冬型予報だったこともあり、比較的おとなしく、
諸々下界の用事を済ませたり、実家回りをしたりしてのんびり過ごしました。
そんな中、大晦日にようやく水上で今シーズンゲレンデデビュー。
久々の銀世界を堪能した後、せめて初日の出だけでも見たいねと
悩んだ結果、天気が安定していそうな山梨県へ向けて関東縦断を決行。

普段以上に行き当たりばったりな計画でしたが、
おかげさまで幸先の良いご来光を拝むことができました。



◆詳細


大晦日23時過ぎ、三ッ峠登山口の駐車場に到着。

明日の準備をしつつ、お湯を沸かして"年越しどんべい"を食します。
2010年を振り返ってみたりしながら、就寝。

4時45分起床しさくっと用意をして5時15分頃、真っ暗な雪道を出発しました。
さすが冬型、頭上では風がゴーゴー言っています。

6時10分、三ッ峠山荘前に到着。
山頂は混んでそうだし、寒そうだし、ここからご来光を拝むことにします。




西の空。




寒さが身にしますが、
刻一刻、世界が明るくなっていく様子がたまりません。




富士山ズーム。
ああ、こういう日こそ三脚を持ってくればよかった。。





山頂もご来光を待ち望む人でいっぱい。




6時45分。
おっ、間もなくでしょうか。




丹沢山塊。




おおっ。
来るか?!




おーー。




富士山もほんのり赤く。




プチモルゲンロートといったところでしょうか。




2011年の幕開けです!




今年も皆が健康でありますように~!
ご来光を拝む、日本人の持つ良い文化ですね。




三ッ峠山荘も赤く染まります。




すっかり明るくなった富士山。




カメラマンさんたちもいっぱいでした。




では山頂へ。
めちゃくちゃ寒いのでダウン着たまま行っちゃいます。




あら、八ヶ岳。




南アルプスもお目見え!

てっきりガスの中、かとおもってましたが、くっきりですね!
でも稜線は飛ばされるほどの強風なのではないでしょうか。




フェイスマスクを車に置いてきてしまったatsuさん。
寒さで「鼻がもげる~」 とうるさいです。




寒いですが、いやぁ、良い景色です。




ほどなく山頂到着。




やはり強風で、息も白いです。
厳しい冬山をすっかりご無沙汰しているので、完全に寒さに弱くなっています。。涙




しかし、相変わらず美しい富士山。




富士を美しいと思う心、
日本人に組み込まれたDNAですね。




風が寒いのでそそくさと下ります。




山荘前からもう一度富士山。
(しつこくてすみません。。)




あとは雪道を軽やかに下って。




無事登山口に到着~。




車の中に置いていた昨日のコーヒーの残りは
凍ってました。寒かったわけです。






今年は今までよりもペースダウンの山ライフとなるかもしれませんが、
時間が許す限り、自然の中に出かけて行こうと思っていますので、
またどうぞよろしくお願いします。



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