コメント欄 2011-07-04 10:37:45 Malieli / 2011-07-04 12:05:34 MaliEli
MaliEliさんよりその後のご様子をお聞きすることができました。長文ですので、ここでは引用は割愛させていただき、要約のみ記載いたします。
・5歳、特発性側弯症診断 (約65年前) ……. 先天性側わん症であった可能性あり
・12才前後装具一時期着用するも、その後の経過は診察を受けていない
・50歳以降、腰/背中の痛み
・60歳前後、背中の痛み激しい、身長が縮んできている自覚あるも、歩行等、生活には特に不自由はなく、診察は受けておらず
・69歳(手術前) 胃が苦しく嘔吐、呼吸障害の症状が現れ初めて側わん外来にて診断。
カーブ100度前後 その場で手術を勧められ、4ヶ月迷ったすえ、手術実施。
・6月20日手術 First stage operation : 前方進入 :
手術後の状況- 肺炎
右足感覚麻痺 / 膝立て不能 / 右足指完全麻痺 / 右脚全体の完全麻痺ではない
術後、手術に伴う痛み /胸部-しびれ感
大腸機能不良 (通便難儀)
普段であればこういった後遺症は起こりえないと執刀医の先生も憔悴
2回目の手術のほうが体への負担は数倍大きいと聞いておりますし、母の体力が持つかなど大きな不安があります。
本人も家族も出来れば手術をしたくありません。考えようによっては、1回目の手術で骨は多少なりとも矯正しやすくなっているはずなので、アメリカにある最新の装具(コルセット)をつけることで、これ以上の進行を防ぐ、という選択肢はないものかと考えております。
august03さんはどうお考えになりますか?
執刀医の先生は、体の回復を待って2回目の手術はしたほうがいいだろうとの見解です。この状態で、セカンドオピニオンを求めたいと母に持ちかけたところ、執刀医の先生に申し訳がないからそれはできないと母に断られてしまいました。正直、選択肢として何が残されているのかもよく分りません。お分かりになる範囲でアドバイス頂けましたら幸いです。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
上のレントゲン写真は、お母様のものではありませんが、100度というカーブを有する患者さんを撮影したものです。100度というカーブがいかに、ひどい状態であるかがおわかりいただけると思います。
内臓に負担がきますので、肺が弱る(呼吸機能障害)、食事がうまくとれない(胃腸障害、摂取障害)、やがて心臓にもカーブによる負担の影響が現れるはずです。
先生がすぐに手術をしたほうがいい、というのは当然の判断だ。ということはおわかりいただけると思います。御母様の年齢で、進行が進んでいますので、このままでは生命にかかわる状態であったと思います。また、現時点においても、カーブの矯正が終了したわけではありませんので、この危険な状態は続いていると考えられたほうがいいと思います。
上に三枚の図を掲げました。進入方法はおそらくこのようなアプローチだったろうと予想されます。一般的に用いられる方法です。肋骨切除をして脊椎椎体に至ります。
二枚目以降は、神経の位置関係を示した図です。なぜマヒ状態が発生したかは、MaliEliさんよりの情報が不足している為、想像の域をでませんが、たぶんこういう理由なのだろう。というのは幾つか想像はできます。
ただし、これは素人の想像にすぎませんので、信頼性はありませんこと、どうかご理解ください。
① 特発性ではなく先天性であった可能性。先天性の場合、神経走路に異常があることは多々あります。
その為、通常の手技ではなんともないものが、異常走路のために、なんらかのダメージが発生した
② 脊髄になんらかのダメージが発生し、片マヒ状態が発生した
③ 馬尾になんらかのダメージが発生し、片マヒ状態が発生した
④ その他
足が動いている、ということですので、完全な麻痺に至っているわけではないように見受けられます。またリハビリも開始されている、ということですので、時間をかければ、現状よりは良くなる可能性はあると思います。
胸部のしびれは、上記の前方アプローチに伴うもので、intercostal nervesに侵襲が加えられたことによります。やがておさまってくると思います。また図を見てもおわかりいただけますように、切開が大きいですから、当然手術後の痛みは伴うことになります。これも、時間がたてば収まります。肺炎は、術前のカーブの状態がひどい為、肺が弱っていたところに、手術という負担から併発したものです。手術に伴う併発症のひとつとしてご老人には発生しやすいものとなります。大腸の不良も、手術による負担から、腸の働きが弱くなっていることから発生していますが、時間がたてば収まってくると思います。
>>アメリカにある最新の装具(コルセット)をつけることで、これ以上の進行を防ぐ、という選択肢はないものかと考えております。
残念ですが、これは効果がありません。全く効果がないと思ったほうが良いです。逆に外側から身体を締め付けられて、お母様にダメージを与えることになります。
>> 執刀医の先生は、体の回復を待って2回目の手術はしたほうがいいだろうとの見解です
先生がお考えになっているのは、このまま100度のカーブ..... しかも進行性と思われる状態が続くことによる生命への危険を考えておられるからだと思います。手術以外には、この状態....つまりカーブを減少させる。という方法はありません。
>>まず69歳で手術という選択肢は本当に正しかったのか。アメリカでは50歳をすぎるとよほどのことがない限り手術はしないとの記述があります。
手術という選択肢は正しかったと思います。手術をしなければ、カーブの進行と年齢的な体力の衰え、カーブが負担を与えることによる衰え、という二種類の方向からの衰えが続くことになります。
米国で50才以上では手術しない。というのは情報の過ちです。何歳であろうと、手術の適応があり、本人が望めば手術は行われます。それは日本でも同じです。
>>でも、母はきっと余程のケースだったのでしょう。
上に掲げました100度の写真がお母様の状態を示しておられます。これがさらに進行した場合.....仮に進行しなかったとしても、手術前-胃が苦しく嘔吐、呼吸障害の症状が現れ初めていた - ということがその後も続き、しかも、それは治療方法のない状態が続くことになっていたとお考えになられて下さい。
いまは、ともかく、肺炎の治療、体力の回復を待つしかありません。リハビリをして身体を動かすことで、腸の働きも次第に整ってくると思います。痛みは我慢せずに薬でコントロールしてもらって下さい。我慢は体力を消耗しますので。
身体を動かすことで、あるいは身体が動くことで、お母様の気持ちも次第におちついてくるのではないでしょうか。
胸のしびれは、ご年齢からしますと、しばらく続くと思いますが、これは新しい病気が発生したとか、そういう種類のものではなく、何本かの胸の末趙神経がダメージを受けたためですので、これも薬でコントロールしてもらって下さい。
右足のマヒですが、予後がどうなるかはわかりません。もしかすれば、多少なりとも動くようになるかもしれませんし、もしかすると車椅子の生活になるのかもしれません。
選択肢は、下記と思います。
状態をともかく回復させる。寝たきりにならないように、周囲の励ましとご本人の意思の力が大切です。
寝たきりになりますと、褥瘡もそうですし、ボケになる確率が高くなりますので、ともかく気丈になるように
いたわりとともに、励まし、叱咤激励も必要だと思います。
(入院中のボケはよく起こりますので、ご注意ください)
回復したら、
① 手術はせずに、現状のままでの生活を送る (車椅子での生活かもしれませんが)
② 二回目の手術を行う。ただし、それは側わんを治療する手術であって、マヒはその手術では治りません
どちらを選択されるかは、 お母様のお気持ち、ご家族の皆様のお気持ちによることですので、私からは意見の申し上げようがありませんので、どうかご容赦下さい。
ひとつ言えるであろうことは、100度というカーブは、健康状態を悪くする働きしかしない。ということです。
それに対して、体力(耐力)があれば、100度をものともせずに、生活していくことはできるでしょうし、いわばその方が持っている「生命力」という次元の話になってきます。
同時に、二回目の手術が安全かといえば、年齢の点、矯正するカーブの大きさ、内臓の状態、出血量等々、いわば不確定要素が大きいというのも事実です。 先生の立場から見れば「リスクの高い患者さん」ということになります。 それでも、手術を勧められているのは、先生の目から見ても、いまのままではダメだと感じておられるからだと思います。
マヒという予期しない事態が発生したがゆえに、ことが大きくなってしまっているのですが、考えようによっては、たとえ、手術をしていなかったとしても、カーブの進行に伴なって、歩行にも障害をきたす状態になることはありえます。脊髄ならびに神経がどんどんと圧迫されているわけですから、脊柱管狭窄とか、椎体すべりにより、神経症状が現れることも十分にありえることだったとも、考えてみられると良いと思います。
そして、今後、考えるべきことは、どのような人生を送りたいのか、.... 送らせてあげたいのか..ということだと思います。 それは、ご家族の状況、生活状況、生活環境、人生観、瑣末な話ですが、経済の点とか、いろいろなことが関与してくる問題だと思います。
そして、もうひとつは、お母様をはじめとして、皆様が「先生」をどう見ておられるのか、ということがやはり大きな要素になると思います。もし、不信感がある/残っているのだとしたら、次の手術もあまり喜ばしいことにはならないと思います。
手術は何が起こるかわからない。というのが現実の姿です。不信感を抱いたままで手術を受けることだけは避けなければなりません。 今回のことは、さておいても、先生にお母様の命を預けることに後悔がないと思えるのかどうか、お母様ご自身が先生に命を預けると思っているのかどうか。もし、手術を受けるかどうかを決める最後の要素があるとすれば、そのことだと思います。
今回の私の文章は、かなり気遣いのない書き方になっていると思います。どうかご容赦ください。感情に走らずに、私の知り得るかぎりの知識と経験から、できるだけ事実と現実に沿った意見を述べることに勤めさせていただきました。
私にできるのは、後は、どちらを選ばれるにせよ、早く元気になられて、楽しい人生を送っていだけることを祈るだけとなります。がんばって下さい。
august03
MaliEliさんよりその後のご様子をお聞きすることができました。長文ですので、ここでは引用は割愛させていただき、要約のみ記載いたします。
・5歳、特発性側弯症診断 (約65年前) ……. 先天性側わん症であった可能性あり
・12才前後装具一時期着用するも、その後の経過は診察を受けていない
・50歳以降、腰/背中の痛み
・60歳前後、背中の痛み激しい、身長が縮んできている自覚あるも、歩行等、生活には特に不自由はなく、診察は受けておらず
・69歳(手術前) 胃が苦しく嘔吐、呼吸障害の症状が現れ初めて側わん外来にて診断。
カーブ100度前後 その場で手術を勧められ、4ヶ月迷ったすえ、手術実施。
・6月20日手術 First stage operation : 前方進入 :
手術後の状況- 肺炎
右足感覚麻痺 / 膝立て不能 / 右足指完全麻痺 / 右脚全体の完全麻痺ではない
術後、手術に伴う痛み /胸部-しびれ感
大腸機能不良 (通便難儀)
普段であればこういった後遺症は起こりえないと執刀医の先生も憔悴
2回目の手術のほうが体への負担は数倍大きいと聞いておりますし、母の体力が持つかなど大きな不安があります。
本人も家族も出来れば手術をしたくありません。考えようによっては、1回目の手術で骨は多少なりとも矯正しやすくなっているはずなので、アメリカにある最新の装具(コルセット)をつけることで、これ以上の進行を防ぐ、という選択肢はないものかと考えております。
august03さんはどうお考えになりますか?
執刀医の先生は、体の回復を待って2回目の手術はしたほうがいいだろうとの見解です。この状態で、セカンドオピニオンを求めたいと母に持ちかけたところ、執刀医の先生に申し訳がないからそれはできないと母に断られてしまいました。正直、選択肢として何が残されているのかもよく分りません。お分かりになる範囲でアドバイス頂けましたら幸いです。
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上のレントゲン写真は、お母様のものではありませんが、100度というカーブを有する患者さんを撮影したものです。100度というカーブがいかに、ひどい状態であるかがおわかりいただけると思います。
内臓に負担がきますので、肺が弱る(呼吸機能障害)、食事がうまくとれない(胃腸障害、摂取障害)、やがて心臓にもカーブによる負担の影響が現れるはずです。
先生がすぐに手術をしたほうがいい、というのは当然の判断だ。ということはおわかりいただけると思います。御母様の年齢で、進行が進んでいますので、このままでは生命にかかわる状態であったと思います。また、現時点においても、カーブの矯正が終了したわけではありませんので、この危険な状態は続いていると考えられたほうがいいと思います。
上に三枚の図を掲げました。進入方法はおそらくこのようなアプローチだったろうと予想されます。一般的に用いられる方法です。肋骨切除をして脊椎椎体に至ります。
二枚目以降は、神経の位置関係を示した図です。なぜマヒ状態が発生したかは、MaliEliさんよりの情報が不足している為、想像の域をでませんが、たぶんこういう理由なのだろう。というのは幾つか想像はできます。
ただし、これは素人の想像にすぎませんので、信頼性はありませんこと、どうかご理解ください。
① 特発性ではなく先天性であった可能性。先天性の場合、神経走路に異常があることは多々あります。
その為、通常の手技ではなんともないものが、異常走路のために、なんらかのダメージが発生した
② 脊髄になんらかのダメージが発生し、片マヒ状態が発生した
③ 馬尾になんらかのダメージが発生し、片マヒ状態が発生した
④ その他
足が動いている、ということですので、完全な麻痺に至っているわけではないように見受けられます。またリハビリも開始されている、ということですので、時間をかければ、現状よりは良くなる可能性はあると思います。
胸部のしびれは、上記の前方アプローチに伴うもので、intercostal nervesに侵襲が加えられたことによります。やがておさまってくると思います。また図を見てもおわかりいただけますように、切開が大きいですから、当然手術後の痛みは伴うことになります。これも、時間がたてば収まります。肺炎は、術前のカーブの状態がひどい為、肺が弱っていたところに、手術という負担から併発したものです。手術に伴う併発症のひとつとしてご老人には発生しやすいものとなります。大腸の不良も、手術による負担から、腸の働きが弱くなっていることから発生していますが、時間がたてば収まってくると思います。
>>アメリカにある最新の装具(コルセット)をつけることで、これ以上の進行を防ぐ、という選択肢はないものかと考えております。
残念ですが、これは効果がありません。全く効果がないと思ったほうが良いです。逆に外側から身体を締め付けられて、お母様にダメージを与えることになります。
>> 執刀医の先生は、体の回復を待って2回目の手術はしたほうがいいだろうとの見解です
先生がお考えになっているのは、このまま100度のカーブ..... しかも進行性と思われる状態が続くことによる生命への危険を考えておられるからだと思います。手術以外には、この状態....つまりカーブを減少させる。という方法はありません。
>>まず69歳で手術という選択肢は本当に正しかったのか。アメリカでは50歳をすぎるとよほどのことがない限り手術はしないとの記述があります。
手術という選択肢は正しかったと思います。手術をしなければ、カーブの進行と年齢的な体力の衰え、カーブが負担を与えることによる衰え、という二種類の方向からの衰えが続くことになります。
米国で50才以上では手術しない。というのは情報の過ちです。何歳であろうと、手術の適応があり、本人が望めば手術は行われます。それは日本でも同じです。
>>でも、母はきっと余程のケースだったのでしょう。
上に掲げました100度の写真がお母様の状態を示しておられます。これがさらに進行した場合.....仮に進行しなかったとしても、手術前-胃が苦しく嘔吐、呼吸障害の症状が現れ初めていた - ということがその後も続き、しかも、それは治療方法のない状態が続くことになっていたとお考えになられて下さい。
いまは、ともかく、肺炎の治療、体力の回復を待つしかありません。リハビリをして身体を動かすことで、腸の働きも次第に整ってくると思います。痛みは我慢せずに薬でコントロールしてもらって下さい。我慢は体力を消耗しますので。
身体を動かすことで、あるいは身体が動くことで、お母様の気持ちも次第におちついてくるのではないでしょうか。
胸のしびれは、ご年齢からしますと、しばらく続くと思いますが、これは新しい病気が発生したとか、そういう種類のものではなく、何本かの胸の末趙神経がダメージを受けたためですので、これも薬でコントロールしてもらって下さい。
右足のマヒですが、予後がどうなるかはわかりません。もしかすれば、多少なりとも動くようになるかもしれませんし、もしかすると車椅子の生活になるのかもしれません。
選択肢は、下記と思います。
状態をともかく回復させる。寝たきりにならないように、周囲の励ましとご本人の意思の力が大切です。
寝たきりになりますと、褥瘡もそうですし、ボケになる確率が高くなりますので、ともかく気丈になるように
いたわりとともに、励まし、叱咤激励も必要だと思います。
(入院中のボケはよく起こりますので、ご注意ください)
回復したら、
① 手術はせずに、現状のままでの生活を送る (車椅子での生活かもしれませんが)
② 二回目の手術を行う。ただし、それは側わんを治療する手術であって、マヒはその手術では治りません
どちらを選択されるかは、 お母様のお気持ち、ご家族の皆様のお気持ちによることですので、私からは意見の申し上げようがありませんので、どうかご容赦下さい。
ひとつ言えるであろうことは、100度というカーブは、健康状態を悪くする働きしかしない。ということです。
それに対して、体力(耐力)があれば、100度をものともせずに、生活していくことはできるでしょうし、いわばその方が持っている「生命力」という次元の話になってきます。
同時に、二回目の手術が安全かといえば、年齢の点、矯正するカーブの大きさ、内臓の状態、出血量等々、いわば不確定要素が大きいというのも事実です。 先生の立場から見れば「リスクの高い患者さん」ということになります。 それでも、手術を勧められているのは、先生の目から見ても、いまのままではダメだと感じておられるからだと思います。
マヒという予期しない事態が発生したがゆえに、ことが大きくなってしまっているのですが、考えようによっては、たとえ、手術をしていなかったとしても、カーブの進行に伴なって、歩行にも障害をきたす状態になることはありえます。脊髄ならびに神経がどんどんと圧迫されているわけですから、脊柱管狭窄とか、椎体すべりにより、神経症状が現れることも十分にありえることだったとも、考えてみられると良いと思います。
そして、今後、考えるべきことは、どのような人生を送りたいのか、.... 送らせてあげたいのか..ということだと思います。 それは、ご家族の状況、生活状況、生活環境、人生観、瑣末な話ですが、経済の点とか、いろいろなことが関与してくる問題だと思います。
そして、もうひとつは、お母様をはじめとして、皆様が「先生」をどう見ておられるのか、ということがやはり大きな要素になると思います。もし、不信感がある/残っているのだとしたら、次の手術もあまり喜ばしいことにはならないと思います。
手術は何が起こるかわからない。というのが現実の姿です。不信感を抱いたままで手術を受けることだけは避けなければなりません。 今回のことは、さておいても、先生にお母様の命を預けることに後悔がないと思えるのかどうか、お母様ご自身が先生に命を預けると思っているのかどうか。もし、手術を受けるかどうかを決める最後の要素があるとすれば、そのことだと思います。
今回の私の文章は、かなり気遣いのない書き方になっていると思います。どうかご容赦ください。感情に走らずに、私の知り得るかぎりの知識と経験から、できるだけ事実と現実に沿った意見を述べることに勤めさせていただきました。
私にできるのは、後は、どちらを選ばれるにせよ、早く元気になられて、楽しい人生を送っていだけることを祈るだけとなります。がんばって下さい。
august03
ご丁寧に返信を頂きまして、本当にありがとうございました。心から感謝しております。ご自身の経験と知識から頂きました解説を読んで、初めて母の置かれていた状況と現状を理解できたような気が致しました。体力の回復を待った後の選択肢も、頭の中でクリアになりました。こればかりは、本人と彼女を現実問題としてそばで支える父との決断になるかと思います。装具だけでの保存療法はもう有効ではないとのご意見を聞き、正直がっかり致しましたが、これも科学的な事実に裏づけされたご意見の一つかと拝聴致しました。私なりにまだもう少しリサーチを重ねていくつもりではありますが、今はいかに前向きに母が毎日生きていけるかという点に集中して、自分でできることをしていきたいと思っております。今日からシャワーに入れるようです。早く車椅子に乗ってリハビリもどんどんやりたいと、いつもの元気な母の口調が少し戻って参りました。このまま少しずつ上向きになっていくことと祈って。また後日、その後の報告を指せて頂きます。本当にありがとうございました。