シリア騒乱と修羅の世界情勢

第三次世界大戦を阻止するブログです。

ロシアのカフカスに目を付ける「イスラム国」

2015年08月23日 | アーカイブ

 

2015年8月22日 (土)

ロシアのカフカスに目を付ける「イスラム国」

Dmitry NEFEDOV

2015年8月19日 | 00:00

エジプトの主要イスラム教当局、エジプト・ファトワ庁による最新報告によると、「イスラム国」(IS)集団は、カフカス、中央アジアと、インドネシアを新兵採用の為の場所としてみている。

この地域には、イスラム教を進行する人々が多数いる。彼等は知識が乏しく、アラブの説教師が言うことを何でも信じがちだ。集団は、中東における新た な領土獲得という主要な任務を遂行する新兵採用を狙っている。ISは、ソーシャル・ネットワークで、プロパガンダを広める為、ロシア語部隊を設置した。 ISは最近、ロシア連邦内の北カフカスに、行政区画(ウィラーヤ)の設置をしたと宣言する挑発的な声明を出した。プロパガンダ部隊は、ロシアや近隣諸国か ら、イラクやシリアに入り込んでいる過激派のビデオを発表した。「イスラム国」イデオロギーには、社会ネットワークで、人々に語りかけ、神学教育を強化す ることで対抗しなければならない。これは極めて重要な任務だ。北カフカスのイスラム教宗教的権威は、まさにそれを行っている。彼等は、ファトワを出し、 人々を教育し、過激派と戦うためにできる限りのことをしている。

その点で“ソフト・パワー”だけでは不十分だ。地下のテロリスト指導者や活動家に対する特殊作戦が地域で行われていると報じられている。最近、ダゲ スタンのウンツクルスキー地方で、そうした作戦の一つが行われた。結果的に、隊員達は、ロシアではテロ組織として禁じられているカフカース首長国の指導 者、マゴメド・スレイマノフを殺害した。ムハンマド・ハジ・アブドゥルガフロフや、サイド・アファンディ・アル-チルカウイ等の宗教指導者、現地の過激派 指導者、カミル・サイドフと、一味の二人を殺害したかどで彼は告訴されていた。スレイマノフの前にカフカース首長国を率いていた元指導者アリアスハブ・ケ ベコフは、ブイナクスクで、ロシア連邦保安庁の特殊作戦部隊に殺害された。

ロシア南部の過激派集団は、特別な戦術を駆使している。全く同じ連中が“首長国”や“戦線”をとっかえひっかえして、活動しているのだ。彼らの主な 任務は、ある地域を不安定化することだ。それは、シリア国内の過激派が用いる手法や、それほどではないにせよ、アフガニスタンやイラクで活動している過激 派の手法と似ている。現在、テロ活動は、ロシアを経済的に押さえつけようとする取り組みを含め、ロシア封じ込めの手段として、ますます頻繁に利用されてい る。これを行う方法の一つは、北カフカスの共和国諸国に投資し、欧米に代わる、パワー・センターとして活動しようとしている潜在的な貿易、経済パートナー に圧力をかけることだ。

中東の軍事紛争は悪化している。ロシアを出て、シリアやイラクに行った連中の一部が戻りつつある。これは、ロシアを国境沿いの紛争で包囲し、カフカ スで、弱点を発見するという戦略に従って活動する連中の権益に役立つ。その為に、連中は、大衆扇動や、ロシアが、対「イスラム国」闘争に、十分真摯に取り 組んでいないと非難するという手段に出ている。例えば、アメリカ国務省は、そう語っている。

アメリカが率いる反「イスラム国」連合は、むしろ奇妙な戦争をしている。予期しないことが次々と続く。一方で、アメリカの無人機が、シリアを攻撃 し、一方、公式には、この集団は、アメリカ合州国が戦争をしているとされる敵であるにもかかわらず、アメリカ軍とテロ集団の戦士達には緊密なつながりがあ ると報じられている。例えば、“アメリカのヘリコプターが、西イラクのISテロ集団支配下にある地域に着陸し、何人かのIS司令官達を乗せて、不明の方向 に向けて飛び去った”。全く同じ情報源が、サラーフッディーン県の「イスラム国」支配下にある山岳地帯に“アメリカ・ヘリコプターが着陸した”と報じてい る。アメリカのヘリコプターは「イスラム国」に支配されている地域にしばしば着陸している。今年、アメリカのヘリコプターが、ISテロリストの司令官達を 地域から連れ出す為、キルクーク南西にある「イスラム国」が支配する地域ハビジャに飛行した。地域はアメリカの航空保安施設によって、しっかり監視されて いる。この事実は、インターネットで得られるよう定期的に公開されている画像で確認された。

民間調査会社ストラトフォー情報幹部でCEOのジョージ・フリードマンは、注目に値することを語っている。彼によれば、「イスラム国」は、アメリカ 合州国にとって、死活的重要性がある問題ではない。実際、特に、アメリカ特殊部隊が、国際テロを育成する為、実に長年行ってきた取り組みを考えれば、問題 などありえない(例えば、著者が、中東、旧ユーゴスラビア、北アフリカや他の場所におけるアメリカ特殊部隊の秘密工作について書いているマイケル・スプリ ングマンの新刊書も参考になる)。

「イスラム国」の出現は予想を上回っている。元アメリカ国防情報局長官のマイケル・T・フリンは、かつて、ホワイト・ハウスが、シリアで活動している聖戦戦士を支援するという意図的な決定をしたことを明らかにした。

2012年8月、「イスラム国」が脚光を浴びる一年前、サラフィー・ジハード主義者、ムスリム同胞団や、地域におけるアルカイダ支部を含む寄せ集め 過激派集団の中で、アメリカが支援するシリア武装反抗勢力が支配的であることは、はっきり分かっていた。中東で、様々な武装反抗勢力 (より正確にはテロ集団)を用いてアメリカが作り出した戦術同盟は、地域におけるアメリカの敵国、シリアやイラン等の国々を弱体化させるのが主目的なの だ。

現在、この不安定化戦術は、ロシアのカフカスにまで広がっている。あれやこれやのテロ集団(カフカース首長国、アルカイダやら、「イスラム国」)に 対して、どのようなレッテルが使われるかは重要ではない。彼等は全て、各宗派間で署名した和平協定に違反し、伝統的な宗教の権威を損ない、武力挑発を行う 為の、地域で波風を立てることを狙って画策された活動に参画するよう利用されているのだ。元フランス外務大臣ローラン・デュマが証言した様に、恐らく、ア ラブの春が始まる二年前に、シリアに関して、既に決定が行われていたのと全く同じような決定がなされていたのだ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2015/08/19/islamic-state-eyes-russian-caucasus.html

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CIAで破壊工作部門だった元CIA長官ゴスが米国でロビー活動

2015年08月23日 | アーカイブ

 

2015.08.21

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 アメリカには外国の勢力が政治に影響を及ぼすためのシステムが存在する。ロビー団体や宣伝会社だ。トルコ政府が雇っているロビー活動のチームにポーター・ゴス元CIA長官が参加したのだが、この人物には単にCIAの長官だったという以上の背景がある。

 ゴスはエール大学出身で、卒業したのは1960年。大学時代にCIAからリクルートされているが、これはジョージ・H・W・ブッシュ(1948年卒)と 同じだ。1960年から62年まで陸軍情報部に所属し、62年からCIAで活動していると言われている。1974年に彼は政治の世界へ飛び込むが、CIA から抜けたということではない。

 彼がエール大学を卒業する前年の1月、キューバではフィデル・カストロをリーダーとする勢力が革命に成功し、その革命政権を倒すためにCIAのマイアミ支局は秘密工作を始めていたが、その支局へゴスは配属されている。

 ブッシュの母方の祖父はウォール街からナチスへ資金を供給するパイプになっていた金融機関を経営していた人物だが、その祖父と同じ名前も持つ叔父の資金 でテキサス州ミッドランドに石油会社「ブッシュ・オーバーベイ石油開発」を設立、1953年には別会社を買収して「ザパタ石油」と名付け、54年にはその 子会社「ザパタ・オフショア」の社長に就任した。1959年夏にブッシュはザパタ・オフショアを分離して本社をヒューストンに移している。この会社移転は キューバ工作を始めるためだったと推測する人もいる。

 1953年から61年までの間、アメリカの大統領はドワイト・アイゼンハワーが務めていた。つまり、キューバ革命の時の大統領はアイゼンハワーで、その時に対キューバ工作は始まるのだが、1961年から大統領はジョン・F・ケネディに交代する。

 ケネディ政権になって間もない1961年4月、CIAは亡命キューバ人を使ってキューバへの軍事侵攻を試みる。4月15日に4機の爆撃機がキューバの航 空機部隊を攻撃、17日には1543名の亡命キューバ人部隊がピッグス湾(プラヤ・ギロン)への上陸を試みたが、約2万人のキューバ軍に撃退された。

 チャールズ・キャベルCIA長官は航空母艦からアメリカ軍の戦闘機を出撃させようと大統領に進言したが、アメリカ軍が前面に出た侵攻作戦の要求は却下さ れている。CIAは亡命キューバ人部隊の敗北を前提に、「救援」という名目でアメリカ軍を投入する計画を立てていたと言われている。その後、キャベル副長 官はアレン・ダレス長官やリチャード・ビッセル計画局長とともに解任されている。ケネディ大統領は1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺される が、同市のアール・キャベル市長はチャールズ・キャベルの弟。

 ケネディ政権の時代、CIAだけでなく軍の内部にも好戦派が存在、1957年初頭に「ドロップショット作戦」をスタートさせ、300発の核爆弾をソ連の 100都市で使い、工業生産能力の85%を破壊しようと目論んでいた。この作戦を1961年7月にライマン・レムニッツァー統合参謀本部議長らが大統領に 説明したが、拒否されている。このレムニッツァーたちはキューバ政府の手先を装って米国の都市で爆弾攻撃を繰り返し、最終的には旅客機をキューバ近くで自 爆させ、キューバ軍に撃墜されたとして軍事侵攻する作戦を練り上げていた。「ノースウッズ作戦」だ。ソ連に対する先制核攻撃とキューバ侵攻作戦はリンクし ていると考えるべきだろう。(その理由は本ブログで何度も書いているので、今回は割愛する。)なお、レムニッツァーの議長再任をケネディ大統領は拒否、 1962年9月に退任している。

 本ブログでは何度も書いていることだが、対キューバ工作は単独で行われていたわけでなく、CIAで破壊活動(テロ)を担当していた計画局(the Directorate of Plans)が行っていた秘密工作の一環。

 この計画局は第2次世界大戦中、アメリカの情報局OSSのSOがイギリスのSOEと共同で始めたジェドバラを源流とする人脈で編成されていた。大戦後、 アメリカではOPCという秘密機関として復活、CIAの一部になったのは1950年10月。1970年代に入って議会などの調査で活動の一部が発覚、 1973年3月には作戦局(the Directorate of Operations)へ名称が変更されたが、活動内容に変化はない。イラクを先制攻撃した後、2005年10月にはNCS(国家秘密局)を名乗るように なった。ヨーロッパ支配の仕組みとしても使われているNATOの秘密部隊(今回は詳しい説明を割愛する)もOPC人脈が関係、その人脈はシャルル・ド・ ゴール仏大統領の暗殺未遂やケネディ大統領暗殺でも名前が出てくる。

 トルコもNATO加盟国である以上、秘密部隊が存在しているのだが、エルドアンが大統領に就任する頃にはアメリカから中国へ軸足を移動させていたとも言われている。その人脈をエルドアン大統領は一斉に逮捕して自らの権力地盤を強化している。

 現在、シリアの体制を転覆させるために戦っているIS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)はトルコを拠点にし、兵站の大半はトルコから運び込まれていると言われ、その兵站線はトルコ軍が守ってきた。

 ISが密輸している石油はレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の息子が所有するBMZ社が扱い、ISの負傷兵はトルコの情報機関MITが治療に協力、秘密裏に治療が行われている病院はエルドアン大統領の娘が監督しているとされている。

 昨年10月2日、ジョー・バイデン米副大統領はハーバード大学でISとアメリカの「同盟国」との関係に触れ、ISの「問題を作り出したのは中東における アメリカの同盟国、すなわちトルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦だ」と述べ、その「同盟国」はシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すために多 額の資金を供給、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は多くの戦闘員がシリアへ越境攻撃することを許してISを強大化させたと語っている。

 そしてここにきてDIA(アメリカ軍の情報機関)が2012年8月に作成したISに関する文書が 公表され、アメリカ政府がISの勢力拡大を自分の意思で決断したことが明確になった。その中で、シリアにおける反乱の主力はサラフ主義者、ムスリム同胞 団、AQIであり、反シリア政府軍を西側(アメリカ/NATO)、湾岸諸国、そしてトルコが支援しているとしている。反シリア政府軍を支援すると言うこと はアル・カイダ系武装集団を助けることを意味し、現在の状況は予想されていた。文書が作成されたときにDIA局長だったマイケル・フリン中将は文書が本物だと認めた上で、そうした勢力をDIAの警告を無視して支援してきたのは政府の決定だとしている

 ポーター・ゴスはアメリカの「テロ部隊」に属していたと言える人物だが、この種の人びとが平和的に組織を抜けることは困難。仕事をしなくなることはある が、組織は抜けられないのだ。そのゴスがトルコ政府のロビーになったということは、トルコ政府が何らかの形でアメリカのテロ人脈とつながっていることを暗 示している。

NATO業者の自動車爆弾がカブールをターゲットに35を殺します

2015年08月23日 | アーカイブ

 

NATO業者のエイズ自動車爆弾がカブール病院をターゲットに35を殺します
ローカルエディタ

アフガニスタン爆弾ニュースはタリバンの指導者ムラー・オマルの死の後の攻撃が首都を襲ったとして、自動車爆弾は35人を殺害し、他の多くが負傷しました。土曜日にカブールの病院外で爆発した、保健当局者は、言いました。

ターゲットを狙う車両は外国人市民を運ぶように見えた、セキュリティソースと目撃者は語りました。

少なくとも27人以上が負傷した、保健省のスポークスマンは言いました。

爆撃は首都に増加し、7月にタリバンのムラー・オマルが、2年前に死亡していたことが確認されました。一部のアナリストは、武装勢力が、彼らは強力なまま表示しようとしていると言います。

土曜日のトヨタのセダンに入れられた爆弾、現場でのセキュリティ関係者は述べています。炎上した車から爆風によって引き裂かれ、通りに沿って物が散在していました。


サウジアラビアはイエメン攻撃に米国で提供されるクラスター爆弾を使用します

2015年08月23日 | アーカイブ

 

サウジアラビアはイエメン攻撃に米国で提供されるクラスター爆弾を使用します

イエメンの病院

米国当局は、サウジアラビア報告書によると、イエメンでクラスター爆弾を使用していますよく知られている噂になっているものを確認している反戦

イエメンにクラスター爆弾を供給してきた米国は、国務省にすべての質問を延期しました。しかし、米国防総省の関係者は、匿名を条件に言えば、国はサウジアラビアがイエメンでクラスター爆弾を使用したことを認識している米国のニュースに語りました。

元スポークスマン陸軍大佐スティーブ・ウォーレン、国防総省が負担する義務を含め、サウジがクラスター爆弾を使用していた クレームに見て、「国際人道法を遵守するために、すべての側面に呼び出されたことを月に言っていた米国のニュースのレポートによると民間人への被害を最小 限に抑えるために、すべての実行可能な措置をとります。」

重い民間人の存在やクラスター爆弾でエリアをターゲットにストライキは民間人の数ヶ月を殺害し、使用後も年間の悪名高い評判を持っています。

米国防総省は、彼らもクラスター爆弾の使用を持ってきたかどうかと言うことを拒否し、この時点であるが、これは、公然とサウジの攻撃を承認されている米国は、問題の秘密「理解」とそれらを提供しているという可能性を提起すべてでサウジアラビアとの会話では最大。

爆弾は不発に行くそれらの多くは子弾、とごみ領域に設計されているとして、通常は子供たちが、時に起 こったまではそのような兵器の使用は、戦争でこのような大規模な民間の有料がある理由を説明する際に役割を果たしている可能性がおおきい。引き付け残骸を通 して臨検色、または民間人。